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平成16年2月9日
(連絡先)
医薬食品局血液対策課
丈達(内線2907)
白山(内線2908)


インフルエンザワクチンの返品について(中間報告)


 平成16年1月26日〜30日の間注)に医療機関から医薬品卸売販売業者に対し返品されたインフルエンザワクチンの本数は80,984本(1mL製剤換算)。

 都道府県別のワクチン返品本数は、別添のとおり。

 なお、現在も返品は続いているため、返品終了後、最終的な集計を行う予定。

 これらの状況をふまえ、都道府県においては、来シーズン以降、管内在庫量をできる限り正確に把握し、ワクチンの融通を行う体制を構築する必要がある。

注)調査期間を1月26日〜30日としたのは、1月22日以降は都道府県からワクチンの融通の要請はなかったため、ワクチン融通のための返品がなくなったと推定される1月最終週の分を集計した。


(参考)
1.経緯
 ○ 今シーズンのインフルエンザワクチン(以下「ワクチン」という。)供給量は、昨シーズンのワクチン消費量(1,040万本)の4割増しとなる約1,480万本。

 ○ 平成15年12月9日付けで都道府県に対し、以下の内容の通知を発出
(1) ワクチンが不足している可能性がある都道府県は、医療機関等の在庫を調査し、医療機関間等でワクチンの融通を進めること。
(2) 医療機関や卸売販売業者に対し、ワクチンの返品をやめること及び積極的にワクチンの融通に協力することを要請すること。
(3) ワクチンの在庫に余裕がある都道府県は、他の自治体へワクチンを融通する等の協力を行うこと。

 ○ 管内の不足分を精査した上で、ワクチンの融通を希望した16都府県に対し、合計10,426本のワクチンを厚生労働省が調整の上、融通を実施。

 ○ 平成16年1月22日時点で、都道府県からのワクチン融通希望がなくなる。

2.未使用ワクチンの状況
 現在、約10万本の未使用ワクチン(医療機関からの返品分を含む)が確認されている。


(別添)

インフルエンザワクチン1月最終週(26日〜30日)の返品状況

都道府県 国内製造業者4社合計
  納入本数 H14使用
本数
H14使用量に
対する納入量
の伸び率
返品本数 返品率(%)
北海道 644,303 468,224 38% 4,232 0.7%
青森県 163,767 117,476 39% 2,249 1.4%
岩手県 172,389 130,535 32% 1,098 0.6%
宮城県 238,575 189,629 26% 726 0.3%
秋田県 149,768 107,246 40% 417 0.3%
山形県 161,566 117,562 37% 480 0.3%
福島県 259,357 186,322 39% 533 0.2%
茨城県 352,937 250,814 41% 2,294 0.6%
栃木県 244,769 180,298 36% 1,044 0.4%
群馬県 218,036 147,997 47% 403 0.2%
埼玉県 590,491 433,982 36% 1,728 0.3%
千葉県 610,837 447,751 36% 1,883 0.3%
東京都 1,473,333 996,597 48% 5,801 0.4%
神奈川県 859,956 600,235 43% 4,960 0.6%
新潟県 310,307 226,173 37% 392 0.1%
富山県 153,227 111,699 37% 575 0.4%
石川県 145,073 98,474 47% 382 0.3%
福井県 103,856 71,755 45% 388 0.4%
山梨県 120,418 85,326 41% 856 0.7%
長野県 262,382 196,464 34% 718 0.3%
岐阜県 270,378 196,411 38% 2,972 1.1%
静岡県 456,282 304,846 50% 2,196 0.5%
愛知県 916,221 644,285 42% 11,145 1.2%
三重県 225,303 166,448 35% 1,372 0.6%
滋賀県 155,266 104,904 48% 1,500 1.0%
京都府 272,950 175,403 56% 2,046 0.7%
大阪府 965,781 613,853 57% 9,825 1.0%
兵庫県 577,628 391,372 48% 4,603 0.8%
奈良県 174,075 114,638 52% 2,565 1.5%
和歌山県 140,097 100,327 40% 1,802 1.3%
鳥取県 83,012 64,627 28% 83 0.1%
島根県 95,823 74,344 29% 145 0.2%
岡山県 212,054 156,938 35% 137 0.1%
広島県 388,213 290,476 34% 486 0.1%
山口県 212,168 152,638 39% 972 0.5%
徳島県 98,654 70,360 40% 35 0.0%
香川県 137,232 100,881 36% 394 0.3%
愛媛県 199,010 153,282 30% 471 0.2%
高知県 109,200 71,401 53% 967 0.9%
福岡県 502,497 353,352 42% 1,200 0.2%
佐賀県 133,959 78,745 70% 573 0.4%
長崎県 223,734 163,199 37% 810 0.4%
熊本県 203,044 144,954 40% 693 0.3%
大分県 164,923 127,881 29% 908 0.6%
宮崎県 159,141 121,667 31% 502 0.3%
鹿児島県 256,165 189,535 35% 1,018 0.4%
沖縄県 194,658 109,432 78% 418 0.2%
合計 14,762,800 10,400,758 42% 80,984 0.5%
 上記納入本数合計と国内出荷可能本数(14,808,787本)との差である約46,000本は医療機関に納入されず、卸等に在庫として残ったものと、所在を確認中のものがあるため。


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