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老老発第0501001号
平成15年5月1日

 都道府県
 政令市
 中核市
 老人保健主管部(局)長 殿

厚生労働省老健局老人保健課長


平成14年度肝炎ウイルス検診の実施概況等について


 老人保健事業における肝炎ウイルス検診等については、「肝炎ウイルス検診等について」(平成14年4月1日老発第0401001号厚生労働省老健局長通知)により実施されているところであるが、今般、平成14年度肝炎ウイルス検診の実施概況(別紙1)等が取りまとめられたので報告するとともに、下記事項に留意の上、事業の円滑な実施に遺憾なきを期されたい。
 あわせて、貴管下市町村及び関係団体等に対する周知徹底をお願いする。
 なお、本通知は地方自治法(昭和22年法律第67号)第245条の4第1項の規定に基づく技術的助言として発出するものである。

 平成14年度中に肝炎ウイルス検診等の実施ができなかった市町村(別紙2)については、平成15年度の実施ができるよう助言等特段の援助をお願いしたいこと。

 平成14年度の節目検診の対象者で未受診のものについては、平成15年度節目外検診の対象者として受診可能であること。

 平成15年度からC型肝炎ウイルス検査にHCV抗原検査が導入されたことから、判定結果の区分については平成14年度と異なることとなるので、集計にあたっては平成14年度との区別を明確にしておくこと。

 「肝炎ウイルス検診の精度改善及びこれに伴う再検査について」(平成14年9月6日老老発第0906001号厚生労働省老健局老人保健課長通知)により行われた再検査結果については、別紙3のとおりである。このうち、中力価群の範囲拡大の対象となるが再検査未受診である者については、平成15年度以降の老人保健事業における肝炎ウイルス検診の節目外検診の対象者として受診可能であること。

 平成14年度の検査で低力価と判定され、「現在、C型肝炎ウイルスに感染していない可能性が極めて高い」と通知された者については、肝機能異常を指摘された、又は何らかの自覚症状などにより新たに導入されたHCV抗原検査を受けることを希望した場合は、平成15年度以降の節目外検診の対象者として受診可能であること。


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