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別表3

石綿の代替化についての意見の概要(製品の種別の意見)

製品の種別 代替化についての意見の概要
建材 押出成形セメント板
製造・使用等を中止出来ない特段の理由のある商品はない
代替見込時期は、2003年〜2005年頃
住宅屋根用化粧スレート
製造・使用等を中止出来ない特段の理由のある商品はない
代替見込時期は、2003年後半
繊維強化セメント板(平板)
製造・使用等を中止出来ない特段の理由のある商品はない
防火対策上必要、JIS試験標準材として需要がある、製造法の転換が困難、経年変化についての信頼性等の理由から、製造・使用等を中止出来ないものがある
代替見込時期は、2005年頃の商品があるほか、2008年、2007年〜2012年を目標とする商品がある
代替見込時期が未定又は代替が不可能という商品がある
繊維強化セメント板(波板)
製造・使用等を中止出来ない特段の理由のある商品はない
耐久性、成形上の問題、設備投資が必要、危険物倉庫・高温高圧機器設置工場の火災・爆発時の損害防止、化学工場の建屋の腐食防止、高電圧取扱い建屋の感電事故防止、火災の際の延焼防止、葺き替え補修に必要等の理由から製造等を中止できない商品がある
代替見込時期は、2004年〜2005年頃という商品があるほか、耐久性、成形上の問題、設備投資が必要、化学工場・危険物倉庫・沿岸地域の工場の屋根材としての用途がある等の理由から、代替見込時期が未定又は代替不可能という商品がある
窯業系サイディング
耐久性の確保、コスト、防火対策等の理由から製造等を中止できない商品がある
技術上、コスト面の課題をクリアした代替品を開発済であるが切替には設備投資が必要なため現在は製造等が必要な商品がある
代替見込時期は2005年、2007年目標
代替品がない商品がある
石綿セメント円筒
高温になることから代替品では性能が十分でないため、製造・使用等を中止できず、また、代替時期は未定
非建材 断熱材用接着剤
すでに製造等を中止している
断熱・電気絶縁板
すでに製造等を中止している商品がある
高温高圧ガスから機器を保護するのに必要な商品がある
ジョイントシート
製造・使用等を中止出来ない特段の理由のない商品がある
一部の商品で製造・使用等を中止できない特段の理由がある
特に、高温、極低温、高圧、極低圧、酸・アルカリ・塩類・有機溶剤・熱媒・可燃性物質・腐食性物質・その他有害性物質等のある条件下で使用される商品、ボイラ、圧力容器、焼却炉、原子力発電所、航空機、修繕船等に使用される商品が該当
化学プラントに使用する石綿商品について代替化を図る場合には耐久性を十分評価したうえで慎重に実施することが必要である
非石綿商品は石綿商品と比べ使用温度や使用流体の範囲に限界があり、寿命に関しても問題が残されていることから、代替化の可能性を一律に判断できず、安全の観点より慎重に実績を積み重ねて対応すべきである
代替見込時期は、メーカー側では2002年末、ユーザー側では2003年〜2005年頃の商品が多いが、2010年頃という商品もある
ユーザー側では代替見込時期が未定又は代替不可能という商品も多い
シール材
製造・使用等を中止できない特段の理由のない商品がある
一部の商品で製造・使用等を中止できない特段の理由がある
特に、高温、極低温、高圧、極低圧、酸・アルカリ・トルエン・エチレン等のある条件下で使用される商品、航空機、船舶、発電所等に使用される商品が該当
代替見込時期は、2003年〜2005年頃の商品が多いが、2010年頃という商品もある
代替見込時期が未定又は代替不可能という商品も多い
その他(石綿糸・石綿布等)
製造・使用等を中止できない特段の理由のある商品はない
300度〜350度以上の条件下で使用される商品については代替は困難である
代替見込時期は、2003年〜2004年の商品がある
1000度以上の高温下での断熱材等として使用されており、代替時期が未定又は代替が不可能という商品がある
高温等の条件下で使用される商品について、代替見込時期が未定又は代替不可能という商品がある
その他(摩擦材)
製造・使用等を中止できない特段の理由のある商品はない
代替見込時期は、2003年頃の商品がある
クラッチの摩擦材、コンベアのブレーキライニング材で代替見込時期が未定という商品がある


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