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厚生労働省発表
平成14年10月25日
担当 厚生労働省職業能力開発局
  総務課長 草野 隆彦
  課長補佐 星  直幸
 電話03-5253-1111 内線5912
 直通03-3502-6783

11月は職業能力開発促進月間です。
−11月10日は技能の日−

〜平成14年度職業能力開発促進月間の実施について〜
1 趣旨

 現在、我が国は、完全失業率が高水準で推移し、依然として雇用失業情勢が厳しい状況にあるとともに、近年の技術革新の進展や産業構造の変化、労働者の就業意識・就業形態の多様化等に伴い労働移動の増大が見込まれる等の経済社会の構造変化が進展している。
 こうした中で、現下の雇用失業情勢に的確に対応した能力開発対策を推進し労働者の雇用の安定を図るとともに、労働者一人一人のキャリア形成(職業経歴を通した能力形成)に対する支援を通じて、労働者のエンプロイアビリティ(就業能力)の向上に資する職業能力の開発を推進し、一人一人が能力を十分に発揮できる社会を実現することが重要である。
 このため、厚生労働省では、毎年11月を「職業能力開発促進月間」、11月10日を「技能の日」として、職業能力の開発・向上の促進及び魅力ある技能社会の形成を目指し、国及び都道府県において広く国民一般に広報活動を行っている。
 今年度も、多くの職業能力開発関係者の協力を得て、11月を中心に、「卓越した技能者(現代の名工)」の厚生労働大臣表彰式等の各種行事を全国的に展開・実施することにより、職業能力の開発・向上の重要性について、労働者や事業主をはじめ、国民一般の理解を高めることとする。

2 主唱

 厚生労働省及び各都道府県

3 実施期間等

(1) 職業能力開発促進月間平成14年11月1日(金)〜11月30日(土)
(2) 技能の日平成14年11月10日(日)

4 実施行事等

(1) 国等で実施する行事等

イ  「卓越した技能者の厚生労働大臣表彰式」の開催
11月22日(金)
〔開催会場〕虎ノ門パストラル(東京都港区)
 厚生労働省の主催により、都道府県等から推薦のあった者で、それぞれの職業部門において、卓越した現役の技能者(いわゆる「現代の名工」)であり、他の技能者の模範と認められ、技能を通じて労働者の福祉の増進、産業の発展に寄与した者約150名の厚生労働大臣表彰を行う。
ロ  「職業能力開発関係厚生労働大臣表彰式」の開催
11月12日(火)
〔開催会場〕明治記念館(東京都港区)
 厚生労働省等の主催により、認定職業訓練及び技能検定の推進に功績のあった事業所、団体、個人及び技能振興の推進に功績があった事業所・団体並びに職業能力開発教材コンクールに係る厚生労働大臣表彰等を行う。
ハ  「第40回技能五輪全国大会」の開催
10月17日(木)〜20日(日)
〔開・閉会式会場〕熊本市民会館(熊本市)
〔競技会場〕グランメッセ熊本(熊本市)他6会場
 中央職業能力開発協会及び熊本県の主催、厚生労働省の後援により、全国から選抜された青年技能労働者が技の日本一を競う。
ニ  「第26回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)」の開催
10月25日(金)〜27日(日)
〔開・閉会式会場〕熊本テルサ(熊本市)
〔競技会場〕パークドーム熊本及び熊本県技術短期大学校(熊本市)
 日本障害者雇用促進協会及び熊本県の主催、厚生労働省の後援により、障害者の職業能力の開発等を促進し、技能労働者として社会に参加する自信と誇りを与える。
ホ  「全国職業能力開発促進大会」及び「全国職業能力開発推進者経験交流プラザ」の開催
11月12日(火)〜13日(水)
〔開催会場〕明治記念館(東京都港区)
 中央職業能力開発協会の主催、厚生労働省等の後援により、職業能力開発関係者が一堂に会し、具体的かつ効果的な職業能力開発の実施方法についての知識・技法の向上に資するため、相互の経験の交流や意見の交換を行う。
ヘ  「全国技能士大会」の開催
11月11日(月)
〔開催会場〕明治記念館(東京都港区)
 社団法人全国技能士会連合会及び中央職業能力開発協会の主催、厚生労働省の後援により、技能士の技能及び知識の向上等を図るとともに、技能に対する社会的評価を高めるため、技能士等が一堂に会して相互の経験の交流や意見の交換を行う。
ト  「障害者職業能力開発促進旬間」の実施
11月1日(金)〜10日(日)
 全都道府県に通知を出し障害者の職業能力開発のPRを促すとともに、入校促進や修了生の就職促進を図る。
チ  広報活動の展開
 職業能力の開発・向上を促進するため、広く国民に対し、次の広報活動を展開する。
(イ) 広報媒体を活用した広報活動
テレビ、新聞、雑誌等の報道機関、厚生労働省関係広報誌及びインターネットを活用した広報活動を行う。
(ロ) ポスターの作成・配付
職業能力開発を促進するポスターを作成し、都道府県、公共職業安定所、雇用・能力開発機構、中央職業能力開発協会及び日本障害者雇用促進協会に配付し、当該所管の職業能力開発施設等への掲示方について協力を求める。
(ハ) 関係機関・団体への協力依頼
雇用・能力開発機構、中央職業能力開発協会及び日本障害者雇用促進協会に対し、「職業能力開発促進月間」の実施について協力を依頼し、相互の連携を図る。
(2) 都道府県で実施する行事等
イ  職業能力開発行政に係る諸行事の開催
例えば、
(イ) 優れた技能者の表彰
(ロ) 職業能力開発、技能検定及び技能振興の推進に功績のあった関係者等の表彰
(ハ) 職業能力開発促進大会、職業訓練指導員の研究発表会等の開催
(ニ) 学生等に対する実習講座等の開催による公共職業能力開発施設等の地域への開放
(ホ)障害者の職業能力の開発を広めるため、障害者職業能力開発校の開放や技能展の開催
ロ  広報活動の展開
 「職業能力開発促進月間」及び「技能の日」の趣旨、各種行事の内容等について次のような広報活動を展開することにより、職業能力の開発・向上の促進を図る。
例えば、
(イ) 都道府県広報誌等への掲載
(ロ) 都道府県記者クラブに対する新聞、テレビ等での報道の依頼
(ハ) その他の関係団体、事業所等に対して「職業能力開発促進月間」及び「技能の日」の意義を周知すること等
ハ  事業主に対する「職業能力開発推進者」の選任の奨励

(参考)
「職業能力開発促進月間」及び「技能の日」について
昭和45年に技能五輪国際大会(国際職業訓練競技大会)がアジアで初めて我が国で開催されたことを記念して、その開会式が行われた11月10日を「技能の日」、その11月を「職業能力開発促進月間」(昭和60年に「技能尊重月間」から改称。)と定め、昭和46年から、毎年11月を中心に職業能力開発に係る諸行事を全国的に展開している。



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