別添
平成13年度 卓越した技能者の表彰 被表彰者名簿
目次
第I部門 | 金属材料製造関係 |
第II部門 | 金属加工、金属溶接・溶断、一般機械器具・修理及び計器・光学機械器具組立・修理関係 |
第III部門 | 電気機械器具組立・修理及び電気作業関係 |
第IV部門 | 輸送用機械器具組立・修理関係 |
第V部門 | 紡糸、織布・同関連及び衣服・繊維製品製造関係 |
第VI部門 | 建設、土木・舗装・鉄道線路工事、建設機械運転及び農業関係 |
第VII部門 | 窯業製品製造、採鉱・採石及びその他の採掘、土石製品製造、化学製品製造及びゴム・プラスチック製品製造関係 |
第VIII部門 | その他の関係 |
被表彰者都道府県・団体別一覧 |
第I部門 金属材料製造関係
号番 理整 |
職種名 | ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都道府県・ 指定団体名 |
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1 | 製銑工 | ながほらけんじ 永洞健治 (五十一歳) |
日本電工(株) 徳島工場 |
特殊フェロマンガンの製錬過程における進行度合いの判定において、化学分析による判定とほとんど誤差なく肉眼で迅速・的確に判定できる技能に優れており、品質の改善、生産効率の増進に寄与するとともに、後進技能者の指導・育成に貢献した。 |
日本鉄鋼連盟 | ||||
2 | 製鋼工 | まつもと ひとし 松本 均 (五十九歳) |
川崎製鉄(株) 千葉製鉄所 |
ステンレス鋼精錬において天然のクロム鉱原石から直接溶融還元を行う、世界初の転炉操業の操作技能・操作方法を確立し、業界の技術革新に貢献した。 |
千葉県 | ||||
3 | 非鉄金属 溶解実験工 |
しげすえたから 重末 寳 (五十歳) |
(株)神戸製鋼所 技術開発本部 業務部 |
チタンやアルミなどの特殊金属の溶解実験技能に優れており、核廃棄物の溶解技術による減容化を実現するなど、幾多の考案・改善による生産技術の確立に貢献した。 |
兵庫県 | ||||
4 | 手込造形工 | さいとう つとむ 齋藤 力 (六十歳) |
永井機械鋳造(株) | 鋳物の鋳造に従事し、複雑な形状の鋳物の鋳造にあたり、湯口、湯道、ガス抜き穴の形状まで考えた木型制作の指示を出すほか、大きな金枠で造型する場合の中仕切りを考案した。 |
埼玉県 | ||||
5 | 刃物製造工 | ながぬま かねひろ 長沼 兼廣 (七十一歳) |
兼廣刃物工場 | ステンレス鋼を炭素鋼に溶接し、接合する技法を考案し、耐久性が飛躍的に向上した製品を開発した。また、その技法を開示し、後進の指導・育成に貢献した。 |
秋田県 | ||||
6 | 金属熱処理工 | はやし かずよし 林 和慶 (六十一歳) |
(株)上島熱処理 工業所 |
高速度工具鋼の熱処理技能、特に焼入焼戻し加工品に高い性能と安定した品質をもたらす技能に優れ、さらに創意工夫を加えて熱処理加工品の性能と品質の向上に努めるとともに後進の指導・育成に貢献した。 |
東京都 | ||||
7 | 熱間圧延工 | ひがしばやし おさむ 東林 修 (五十八歳) |
住友金属工業(株) 関西製造所 |
鋼管の研削方法の実用新案考案によりコスト低減や製品の耐摩耗性と耐久性の向上を可能としたほか、熱間押出管の不良率減少方法の開発等により、熱間圧延継目無鋼管の製造における技術・技能の確立に大きな成果をあげ、品質・生産性向上に貢献した。 |
兵庫県 |
第II部門 金属加工、金属溶接・溶断、一般機械器具組立・修理及び計器・光学機械器具組立・修理関係
号番 理整 |
職種名 | ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都道府県 ・指定団体名 |
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8 | 旋盤工 | のむら もりじ 野村 守治 (四十四歳) |
三洋電機(株) | 冷凍・空調コンプレッサの開発、航空機部品加工の技術指導と超精密部品の加工において、その技能を発揮るとともに、生産性の向上のための治工具・加工方法考案・改良を図り業界発展に貢献した。 |
群馬県 | ||||
9 | 旋盤工 | きたむら よしひと 北村 義仁 (五十三歳) |
ヤンマー ディーゼル(株) 汎用エンジン 事業本部 |
長年にわたり機械加工に従事し、旋盤を中心とする技能に優れ、加工機械等の試作・製作に活かし、生産効や品質の向上に寄与するとともに、後進技能者の指導成に貢献した。 |
滋賀県 | ||||
10 | フライス盤工 | えんどう まさお 遠藤 正男 (六十二歳) |
(株)大東 クリエート |
通信機部品製造用自動機及び治工具類の製作加工に於いて、長年培った高度な技能・技術を発揮する他、創工夫により生産の安定化と効率化に努めた。また、多のノウハウの伝承と後進の技能指導にも貢献した。 |
通信機械工業会 | ||||
11 | 歯切盤工 | かすや たかお 糟谷 孝夫 (五十八歳) |
(株)豊田自動織機 | 繊維機械の歯車加工に従事し、新製品開発時にはその優れた技能を発揮し、社内で歯車加工の第一人者ある。また、技能検定を通じて多数の後進の育成に貢した。 |
自動車産業 経営者連盟 |
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12 | 研ま盤工 | ふくしま きくお 福島 喜久男 (五十六歳) |
(株)日立製作所 中央研究所 |
脆性材料の高精度な研削加工とラップ加工技能に優れ、ルーリングエンジンの試作、レーザープリンタ非球面レンズ加工機の製造等において高精度化を実現せるなど業界の発展に寄与するとともに、後進の指導も尽力した。 |
東京都 | ||||
13 | 金属特殊 加工機工 |
さかもと のぼる 坂本 登 (六十歳) |
(株)広瀬製作所 | 工業用ミシンの心臓部であるカマの開発・試作に貢献し、また、各種工作機械のチャックの自動化を工夫・発した。 |
日本縫製機械 工業会 |
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14 | 数値制御金属 工作機械工 |
えがわ こうじ 江川 幸二 (五十九歳) |
日立精機(株) | マシニングセンタを用いた金属部品加工に優れ、特に加工を左右する加工物を固定する治具の独自開発や長の経験を活かした切削工具の選定によりミクロン単位高精度な製品の製造と製造時間の短縮に成功した。 |
千葉県 | ||||
15 | 研削盤工 | たけくま きよのぶ 武隈 清信 (五十四歳) |
YKK(株) 黒部事業所 |
金型部品の微細な角度と曲面を含む複合形状を、乾式及び湿式の平面研削加工により高精度に仕上げる技能優れ、平面研削盤等の高性能化に取組み、ファスニン商品の世界同一品質化と普及に貢献した。 |
富山県 | ||||
16 | 打抜プレス工 | いわい よしろう 岩井 芳郎 (四十九歳) |
リコー エレメックス(株) 情報機器 事業本部 |
プレス金型、成形金型に関する技能に優れ、金型抜き数を三倍以上にのばす事、又精密金型の量産化にも成するなど、生産能率の増進に努めたほか、後進技能者の指導育成にも貢献した。 |
日本時計協会 | ||||
17 | 製かん工 | すずき つねお 鈴木 常夫 (五十七歳) |
(株)日立製作所 システムソリューショングループ 情報制御システム事業部 |
火力・原子力・鉄鋼・上下水道用制御装置及び制御用計算機の各種筐体の製缶、溶接、機械作業に優れ、生効率、品質信頼性の向上、安全職場の確立等に取り組とともに、後進の指導育成に貢献した。 |
茨城県 | ||||
18 | 板金工 | てらやま せいさく 寺山 清作 (五十七歳) |
(株)白山機工 | 少量多品種で部品サイクルも速く、金型にコストをかけられない板金加工において、廉価で短時間に簡易金型を成し、品質の保持、要求を満たす技能に優れ、業界の機化に貢献した。また、ステンレス、アルミ、チタン等、素材を使用した溶接にも優れ、品質の高度化を図った。 |
石川県 | ||||
19 | 建築板金工 | きのした あきのぶ 木下 昭信 (五十八歳) |
(株)木下鈑金 工作所 |
建築板金の加工・施工に優れ、特にステンレスシーム溶接工法を積極的に我が国に紹介するとともに、これ床面、排水溝、水槽部の防水工法として応用することより、防水の耐用年数を大幅に改善するなど、業界の展に貢献した。 |
大阪府 | ||||
20 | 建築板金工 | よねだ きよいち 米田 C一 (六十一歳) |
岡村工業(株) | ダクト板金の製作取り付け業務に携わり、特に空調用ダクトに秀でている。高度な技能を必要とする五枚取六枚取と呼ばれる板取組立加工に優れ、著名な建物の調ダクトの製作取り付けを手掛けた。 |
徳島県 | ||||
21 | 建築板金工 ダクト工 |
もりぐち まさみ 森口 正己 (五十九歳) |
三輝工業(株) | 取得技能、技術を総合的に活用することにより、指示仕様に添いながらの迅速かつ効率的な作業完遂に努めなおかつ工事施工における安全衛生に対する認識の高が秀でている。 |
全国ダクト 工業団体連合会 |
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22 | 建築板金工 | うえだ かずお 上田 一男 (六十二歳) |
上田(一)板金 | 社寺の銅板屋根の施工及び加工に従事し、社寺の屋根の鬼を銅板で打ち出す技術や、社寺の棟施工における自の亀甲張の技術に優れ、美観にすぐれた神社、仏閣実績を残した。 |
全日本板金工業組合連合会 | ||||
23 | 建築板金工 | べつい やすのり 別井 閑伯 (五十八歳) |
BM建板 | 銅板屋根・錺金物の技能に優れ、数多くの社寺建築物の屋根を手がけ、日本の伝統的な建築様式の伝承に寄するとともに、新しい金属屋根素材の利用技術促進し、多様な建築デザインの実現、金属屋根の利用大に貢献した。 |
日本金属 屋根協会 |
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24 | 電気めっき工 | みやぎ ひろゆき 宮城 博行 (七十歳) |
(株)スミノ | 電気めっき技能、特にバレルめっき及びすずめっきの技能に優れ、自ら考案した装置による電子部品等への品質で生産効率の良いめっき工法の確立、非シアン亜めっき法の工業化を行うとともに、後進技能者の育成貢献した。 |
全国鍍金工業 組合連合会 |
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25 | 陽極酸化処理 めっき工 |
とうじょう ゆたか 東城 佶 (六十九歳) |
電化皮膜工業(株) 矢口工場 |
硬質アルマイト処理技術の品質向上と標準化へ寄与し、硬質処理の困難な鋳造品の処理法の開発と工化、また陽極酸化処理に伴う製品の加工精度の低下をなくし品質を安定化させる処理法を考案、工業化し、精度陽極酸化処理技能を定着化した。 |
表面技術協会 | ||||
26 | 金属研ま工 | ばいりん ひこじ 梅林 彦治 (五十七歳) |
東陶機器(株) 小倉第二工場 |
水栓金具の研磨に従事し、装飾品レベルまで鏡面仕上する研磨技能に優れ、研磨作業ロボットの導入や後進育成など、コスト削減及び生産性向上に貢献した。 |
福岡県 | ||||
27 | 金属手仕上工 | しまだ ただし 島田 忠 (五十五歳) |
(株)日立中条 テクノロジー |
金型製作の最終工程である仕上・組み立て作業に従事し、特に、半導体金型の超精密技能に優れ、作業効率作業方法の改善に貢献した。また、後進者の指導育成も貢献した。 |
新潟県 | ||||
28 | 金属手仕上工 | よねもち てるひさ 米持 輝久 (七十二歳) |
米持金型工業(株) | プラスチック製品製造用の射出成形金型の組み立て・仕上げに従事し、特に、複雑な三次元の自由曲面の金仕上げ技能、金型の鏡面仕上げ技能などに優れている |
日本金型工業会 | ||||
29 | けがき工 | ひがしだ くにあき 東田 邦昭 (五十四歳) |
(株)神戸製鋼所 鉄鋼部門 鋳鍛鋼事業部 |
一体型クランク軸の芯出作業及び機械加工作業において、作業効率化や品質向上、新たな機械加工方法現による生産性向上等に寄与し、舶用ディーゼルエンン業界及び造船・発電業界の発展に貢献した。 |
日本鋳鍛鋼会 | ||||
30 | 錫製伝統工芸品 製造工 |
なかむら みつじ 中村 光二 (六十五歳) |
錫光 | 錫製伝統工芸品製造に従事し、鋳込み、錫挽き、絵付け、腐食、漆塗りといった複雑な工程を手仕事こなし、特に絵付けでは、漆と顔料を混ぜて「千歳グーン」という独自の緑色を考案した。 |
埼玉県 | ||||
31 | アーク溶接工 | すずき けんいち 鈴木 健 一 (五十三歳) |
(株)東京鐵骨橋梁 取手工場 |
鉄骨・橋梁の制作に関する電気溶接に優れ、ボックス柱の製造コストの削減を図るほか、幾多の考案、改善行い、生産効率を増進し安全面も含め後進技能者の指・育成に貢献した。 |
鉄骨建設業協会 | ||||
32 | アーク溶接工 | いで ひろのり 井手 弘法 (四十八歳) |
新明和工業(株) 航空機事業部 甲南工場 |
高精度、高強度及び軽量化が要求される航空機のアルミニウム合金構造物の溶接施工に優れ、溶接技法、溶機器等の開発を行いアルミニウム合金の溶接技術、技向上に努め、また、溶接作業環境の改善を図り、作業への負担を大幅に軽減した。 |
日本航空宇宙工業会 | ||||
33 | 自動電気溶接機 運転工 |
おおつき くにひろ 大月 國弘 (五十八歳) |
三井造船(株) 千葉事業所 |
電気溶接士として長年従事し、船舶の品質向上に貢献した。また、搭載ブロックの大型化の導入により従来、渠内で行っていた作業の地上化を推進し、高所業や狭隘作業の削減に貢献した。 |
千葉県 | ||||
34 | エンジン組立工 | さとう しんじ 佐藤 晋二 (五十一歳) |
マツダ(株) | エンジン生産現場において、高水準の組立技能に優れるほか、設計・生産技術分野においても、改善策の提等により、エンジン生産の効率化と品質向上に貢した。 |
広島県 | ||||
35 | 金属加工機械 組立工 |
すぎやま まさじ 杉山 正次 (五十六歳) |
豊田工機(株) 本社工場 |
工作機械に関し、幅広い技能を持ち、特にマシニングセンタの組み付けに優れている。また、高度熟練作業おけるノウハウの数値化標準化により技能の伝承に貢した。 |
愛知県 | ||||
36 | 金属加工機械 組立工 |
わたなべ まなぶ 渡邊 學 (五十九歳) |
(株)唐津鐵工所 | 小型歯切り盤から大型旋盤までの組立に優れ、特に超大型の転がり軸受けの組付け作業に工夫をこらし、高熟練度を発揮する等、豊富な経験に基づいた考案改善提案し、生産性向上に寄与するとともに、後進の育成尽力した。 |
日本工作機械 工業会 |
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37 | その他の機械 器具組立工 |
かねだ まさし 兼田 精 (五十九歳) |
セイコー エプソン(株) 諏訪南事業所 |
精密機械組立・調整の技能に優れ、特にウォッチ・コンタクトレンズ・液晶表示体等の製造やそれらの自動立、実装機器の組立・調整の技能のほか、幾多の考案善、特許等により、生産効率の増進に多大な貢献した。 |
長野県 | ||||
38 | その他の機械器具組立工 | かじ いさお 鍛冶 勇雄 (五十七歳) |
(株)日立空調 システム 清水生産本部 |
空調機器組立の現場責任者として組立ラインの改善や生産効率の優れたラインの構築に多大な貢献をするともに、幾多の考案・改善によりガス漏れの低減に努め等、空調機の品質向上に尽力した。 |
静岡県 | ||||
39 | 機械修理工 | たどころ やすひで 田所 靖英 (五十九歳) |
(株)小松製作所 小山工場 |
生産設備の保全業務に従事し、高圧洗浄法の一つである円形部品洗浄装置を考案した。また、ポリテクカレジの面接指導員としても尽力するなど後進の指導育成も貢献した。 |
栃木県 | ||||
40 | 機械修理工 | あきやま ひろし 秋山 裕史 (五十七歳) |
光洋精工(株) 引田工場 |
治工具の製作・修理と、各種研磨機の砥石軸ベアリング組替修理に優れ、内製部品の再生、改造等により生能率、品質向上に寄与するとともに、後進技能者の指・育成に貢献した。 |
香川県 | ||||
41 | 機械検査工 | えま ひろみ 江間 廣美 (五十二歳) |
スズキ(株) | 社内設備機械の設計・立上げ並びに保全の業務に従事し、幾多の考案・改善によって生産能率の増進に貢献ると共に、海外工場においても設備立ち上げ・保守を地技能者に指導した。 |
静岡県 | ||||
42 | 機械保全工 | わきだ きよし 脇田 潔 (五十九歳) |
(株)トーテクス | 自動車製造設備の機械保全に従事し、特に油圧、空圧を駆動源とする設備を主体に、保全、改造、制作を手け多くの考案改善により生産能率向上、省力、省エネギー化に貢献した。 |
保全技術者連盟 | ||||
43 | 光学機械組立工 | みやざわ たかし 宮澤 隆 (四十五歳) |
オリンパス 光学工業(株) 伊那工場 |
顕微鏡製造業務に従事し、幾多の考案、改善によって生産能率の増進、顕微鏡製品開発に貢献し、特に光学・電気系の複合調整に優れている。また後進の育成に貢献した。 |
日本光学 工業協会 |
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44 | 光学レンズ工 | こやま よしのり 小山 美範 (五十三歳) |
富士写真光機(株) | 光学レンズの研磨作業に従事し、現在世界最高水準にある八十七倍の放送用テレビカメラのキーパーツあり、特に加工難度が高い「大口径ホタル石レンズ」製作を担当し、光学機器の性能向上に貢献した。 |
埼玉県 | ||||
45 | 光学レンズ工 | いわなみ こうぞう 岩波 興藏 (六十一歳) |
(株)ミツトヨ川崎 研究開発センタ |
レンズの球面研磨作業に優れ、特に顕微鏡対物レンズ等の超精密レンズの加工は、高い評価を得ており、各のレンズ加工に取り組む中で加工法の改善や加工技術確立を通じて品質の安定とコスト低減、生産性の向上貢献した。 |
神奈川県 |
第III部門 電気機械器具組立・修理及び電気作業関係
号番 理整 |
職種名 | ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都道府県 ・指定団体名 |
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46 | 発電機組立工 | ちば けんじ 千葉 研二 (五十八歳) |
(株)日立製作所 日立事業所 |
大型回転電気機械のコイル製作、組線作業に優れ、接続・加熱方法の改善や幾多の考案による製品の信頼性上、製作作業の省力化を図り社会に寄与するとともに後進の指導育成に貢献した。 |
茨城県 | ||||
47 | 発電機・電動 機組立工 |
たにぐち まさひろ 谷口 正洋 (五十六歳) |
富士電機パワー サービス(株) 電機サービス 統括部 |
大型回転電気機械の巻線組立に優れ、電力、産業向け発電機の製作にあたっては、製造方法の改善や考案をいながら信頼できる多くの製品を提供し、電力、産業に寄与するとともに、技能の伝承と後進育成にも貢献た。 |
神奈川県 | ||||
48 | 配電盤・制御盤 組立調整 |
かとう としはる 加藤 利春 (四十六歳) |
(株)東芝 府中事業所 |
配電盤・制御装置組立の技能に優れ、装置フレーム構造の変更により作業効率や品質等の向上を実現させるともに開閉器制御子局製品の製造ラインを改善して製改良に貢献するなど、技能向上に努め、後進の指導育に貢献した。 |
東京都 | ||||
49 | 半導体組立工 | こんた さえこ 今田 さえ子 (四十二歳) |
山形日本電気(株) 高畠工場 |
高信頼度マイクロ波IC組立・開発で宇宙ステーション構築、防衛システム開発、通信衛星地上局建設に多な功績があり、特に高信頼度マイクロ波ICの組立技については業界における第一人者といわれ、後進技能の育成にも貢献した。 |
日本プラント メンテナンス協会 |
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50 | プリント基板 組立工 |
わち かつ 和知 勝雄 (六十歳) |
習和産業(株) 神奈川事業部 |
プリント基板及びセラミック基盤の製造に従事し、基盤の表面処理技能に優れ、高密度化高微細化の実現に与するとともに、開発期間の短縮と量産化に伴う製造備の導入や立ち上げに大きく貢献し、後進技能者の育にも尽力した。 |
神奈川県 | ||||
51 | プリント配線 板製造工 |
やました たかし 山下 (五十四歳) |
日本電気化学(株) 加悦工場 |
プリント配線板製造に長年従事し、新工場のライン構築に際し、リーダーとしてライン設計から立上げに貢した。また、数々の考案、改善によって生産効率の増に貢献するとともに後進技能者の育成に尽力した。 |
日本プリント 回路工業会 |
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52 | 特殊電子部品 製造工 |
よこやま ひでお 横山 秀夫 (五十三歳) |
日本電気(株) 中央研究所 |
セラミック材料をベースとした電子部品の開発試作に従事し、特にファインセラミックス製造において高電対応/高信頼性圧電材料や、小型低電圧バリスタ、低失マイクロ波フェライト等の開発に貢献し、これらは係会社に技術移管され主力製品となった。 |
電子情報技術 産業協会 |
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53 | 電気配線工事 作業者 |
こばやし かめお 小林 亀雄 (七十歳) |
小林電気商会 | 一般、自家用電気工作物の受電設備工事において、正確性、安全性、経済性を考慮した工事施工を行うととに、不良電気設備の早期復旧に努めるほか、後進技能の指導に積極的に取り組み人材育成に貢献した。 |
兵庫県 | ||||
54 | 電気配線工事 作業者 |
なかやま くにお 中山 ハ雄 (五十歳) |
(株)関電工 | 屋内線電気工事施工と管理に従事し、我が国高層ビルのはしりである霞ヶ関ビルを始めとし東宝日比谷ビル数々の高層ビルの電気設備工事に携わり、安全高品質電気設備を造りあげてきた。 |
日本電設 工業協会 |
第IV部門 輸送用機械器具組立・修理関係
号番 理整 |
職種名 | ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都道府県 ・指定団体名 |
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55 | 自動車製造 設備保全工 |
いしい よういち 石井 洋一 (五十七歳) |
トヨタ自動車(株) 三好工場 |
自動車部品設備の保全業務に従事し、製品の性能・品質に係わる加工精度確保のための設備の保全・診断技に優れ、設備改善のシステム作りに貢献した。また、進の育成に尽力した。 |
愛知県 | ||||
56 | 自動車修理工 | むらやま ゆたか 村山 豊 (六十一歳) |
(有)村山自動車 ボデー工場 |
自動車車体整備にかかる金属塗装、打出し板金に優れ、多様な塗り工法のなかでも「パテ」技術は、豊な知識と永年培い磨いた経験でこれをマスターするともに、車体整備に欠かせない事故車の運搬に積載車を良考案し普及させ業界に貢献した。 |
日本自動車車体 整備協同組合 |
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57 | 車両組立工 | たなか かつひろ 田中 勝博 (五十歳) |
北海道旅客 鉄道(株) 札幌運転所 |
機械・電気・電子工学を複合した新技術に対応する高度な技術を研鑽して、最先端の電子回路を設計・製作る技能に優れ、多くの運転操縦支援装置等を考案した中でも車輛検修設備機械の考案では実用新案を取ったまた、後進の指導育成にも熱心に取り組んだ。 |
北海道 | ||||
58 | 溶接組立 | にしやま ひさし 西山 壽 (五十七歳) |
川崎重工業(株) 兵庫工場 |
鉄道車両の六面体構体組立作業及び電気溶接作業に従事し、特に高い溶接精度が求められる新幹線電車の品向上に多大なる貢献をした。また、溶接指導者として進作業者の育成に努めている。 |
日本鉄道車輌 工業会 |
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59 | 船舶取付工 | ひらい やすお 平井 泰雄 (五十三歳) |
NKK津製作所 | 一貫して船舶建造工程における組立業務に従事し、その間に培った卓越した技能と知識を十分に発揮し、高国際競争力を持つ我が国造船業の中でも、一段と高い価を得ている会社における技能集団の中心的存在である。 |
日本造船 工業会 |
第V部門 紡糸、織布・同関連及び衣服・繊維製品製造関係
号番 理整 |
職種名 | ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都道府県 ・指定団体名 |
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60 | 箔押師 | やました こうぞう 山下 幸造 (七十歳) |
三親(有) | 本金平箔、文様箔等、注文に応じてどのような箔でも製作することに優れ、高度な技術を要して製作される品は箔はがれ等の問題もなく、高級織物の素材としてい品質を有しており、国宝・重要文化財の表具地の修等を数多く手掛けた。 |
京都府 | ||||
61 | 織布工 | おがわ きさぶろう 小川 規三郎 (六十四歳) |
小川博多織工房 | 博多織の製造に従事し、数少ない手越しにより帯の製織を行っている。また、博多織の伝統的な織り方であ「たてうね織」に優れ、さらに、後進の指導・育成に力した。 |
福岡県 | ||||
62 | 染色仕上げ工 | あるが まさのり 有賀 正祝 (六十二歳) |
有賀紋章工芸 | 手描紋章上絵、特に細線を繊細緻密に描き入れる技能に優れ、黒染めの完全抜染の技術の考案、化学合成紙よる紋型紙の開発などによる貢献は高い。また、地域民に対する技術の普及にも努めている。 |
長野県 | ||||
63 | 有職型摺込師 | ほりうち ますお 堀内 益雄 (七十歳) |
堀内商店 | 全国の神社の調度品を扱う全国でも数少ない神祇有職摺込師として長年従事し、神宮、神職の装束及び神社御神宝の幌幕等の紋形摺込みに優れ、特に、正絹をはじめ、現在多く使用されている化学繊維に至るまで、生地の特徴に合わせて摺込む技能は高い評価を受けている。 |
京都府 | ||||
64 | ひも製造工 | おおおか のぶしげ 大岡 信重 (六十三歳) |
大岡周平商店 | 京組紐の製作に長年従事し、組台のうち最も技能を必要とする高台による京組紐製作に高台でしか組めない法である「高麗組」による作品の製作を行うとともに神社仏閣等の古い組紐の復元新調を行い、高い評価をけている。 |
京都府 | ||||
65 | 婦人・子供服 仕立職 |
もちづき ひさこ 望月 久子 (七十五歳) |
洋裁 ボーグ | 特種な紙(寒冷紗)を使用した縫製技術を考案し、全国でも類を見ないウエディングドレス、ブーケ、コサジュなど各種ドレス等を製作した。そのドレスは普通素材と遜色なく、安価で洗濯も可能であることから、方面の高い評価を得た。 |
静岡県 | ||||
66 | 婦人・子供服 仕立職 |
おおやま あきこ 大山 明子 (六十歳) |
モード・ルミノ | 縫製の技能に優れ、着衣者に着やすく美しくをモットーに、素材、デザイン、カッティングを追求した技能他の追従を許さない。特に、着る人の体型、好み等を時に判断し仕立てることに秀でている。 |
岡山県 | ||||
67 | 婦人・子供服 仕立職 |
いいの はるえ 飯野 ハルヱ (七十七歳) |
(有)飯野洋装店 | 洋裁一筋に技能の研鑽に精励し、旺盛な研究心による独自のデザインや幾多の仕立方の考案改善は業界におて高い評価を得、生産性及び品質向上に貢献する共に、熱心な後進の指導育成により業界全体の技術水の向上に尽力した。 |
福岡県 | ||||
68 | 男子服仕立職 | もとやま ひさよし 本山 久義 (六十三歳) |
テーラー モトヤマ |
紳士服製作に卓越した技能を持ち、前肩ぎみである日本人の体型に見事にフィットした着心地のよい紳士服りは格調高く、その縫製技術は優れている。また、業の発展と後進の育成指導に尽力した。 |
大阪府 | ||||
69 | 和服仕立職 | はやし よし 林 ヨシ (七十八歳) |
林和裁教室 | 和裁教室従事の傍ら、裾さばきを軽くする「マチ付きコート」や一人でも簡単に結ぶことの出来る袋帯・名屋帯結びの考案を研究するなど、さらなる技能の向上努めた。 |
群馬県 | ||||
70 | 和服仕立職 | うえの としお 上野 敏男 (六十三歳) |
(有)上野裁縫所 | 和裁の技能に優れ、古典的な衣装の技能を伝承し、特に「巻縫い」や「切り嵌め」等の技法の復活に尽力すとともに、和裁業の近代経営に取り組むなど業界振興貢献し、認定訓練校や組合内の着装講座などを通して進の指導・育成に努めた。 |
東京都 | ||||
71 | 和服仕立職 | もりおか みねお 森岡 峰生 (六十歳) |
平安企業組合 森岡和裁塾 |
袴の仕立においては、腰板の仕上げ等に優れるとともに、男子用袴の製作においては独自の採寸方法を用い肥満体型にも美しいシルエットで動きやすく、ゆったとした仕上がりを可能にした。また、後継の育成に貢した。 |
京都府 | ||||
72 | 和服仕立職 | おおた れいこ 太田 黎子 (七十二歳) |
おおた和裁 研究所 |
和服仕立ての古代技法の掘り起こしに尽力し、古代技法を現代に復活させた作品を数多く発表した。現代人体型に合った、より美しいラインを出すための寸法割出し・裁断・仕立ての技能には定評があり、また、常創意工夫を行っている。 |
鳥取県 | ||||
73 | 衣服ミシン 縫製工 |
たなか しんご 田中 梭晤 (六十六歳) |
アートタナカ(株) | ミシン縫製の技能、特に婦人のスーツ・コートの縫製に優れ、高度な技能を要するリバーシブルコートの縫技能については、業界の最高峰を極めている。また、進の育成にも尽力した。 |
愛知県 | ||||
74 | 寝具仕立工 | にしおか ひろみ 西岡 弘身 (五十六歳) |
西岡寝具店 | 夜着の製作における新技法の開発や、敷布団、座布団及び円形座布団の製作技法について改善を行うなど、具の綿入れに優れ、多大の考案改善を行った。 |
大阪府 |
第VI部門 建設、土木・舗装・鉄道線路工事、建設機械運転及び農業関係
号番 理整 |
職種名 | ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都道府県 ・指定団体名 |
||||
75 | 建築大工 | ばんりゅう ゆきお 伴流 幸夫 (七十三歳) |
(有)伴流工務店 | 社寺建築の再建活動を中心とした日本建築に永年研鑽し社寺建築古来の技法を踏襲した修復を実現したまた、複雑な木造建築施工の技術者としてその技術を揮する傍ら職業訓練校の指導・育成に貢献した。 |
千葉県 | ||||
76 | 建築大工 | しみず そうじ 清水 宗二 (七十歳) |
清水工務店 | 建築大工の技能に優れ、特に社寺建築や数寄屋建築の秀でた技能により伝統的建築物の修復に尽力するととに、在来工法による木造住宅の近代化にも貢献した。業訓練校の設立など職業教育の振興にも尽力し、後進指導育成に努めた。 |
東京都 | ||||
77 | 建築大工 | こばやし よしゆき 小林 義幸 (六十八歳) |
(株)小林建業 | 日本の伝統工法である在来木造建築と、鉄骨等近代建築との融合・調和を図り、芸術的でかつ機能的な建築を造る技能に優れるとともに、技能検定委員、認定訓校の実技講師を務め、多数の後進を育成した。 |
神奈川県 | ||||
78 | 建築大工 | ふくやま しょうすけ 福山 昭典 (七十三歳) |
(有)福山空間 建設研究所 |
木造建築に必要な規矩術の技能に優れ、神社・仏閣をはじめとする文化財や伝統的な建築物の改修工事等に績を残すとともに、地元の職業訓練校と連携をとり、徒に技術指導を行い、多くの卒業生を経営する事業所受け入れ後継者の指導育成にも貢献した。 |
熊本県 | ||||
79 | 宮大工 | いしかわ まこと 石川 眞 (六十四歳) |
石川技建 | 伝統的な神社仏閣の建築工事において寄せ棟、入母屋に必要な軒の反り、破風の規矩術についての知識及び能に優れている。宮大工として神社・仏閣の建築に従し、新築・改築・解体修理にすぐれた業績をあげ、後者の育成等、業界の振興に貢献した。 |
山梨県 | ||||
80 | 宮大工 | おおにし やすお 大西 安夫 (七十六歳) |
大西播磨社寺 | 優美な曲線を醸し出す檜皮葺の技能に卓越しており、全国各地の国宝・重要文化財級の社寺の屋根の修理修工事を手掛け優れた手腕を発揮し、文化財保護に多大貢献をするとともに、棟梁として後継者育成に尽した。 |
兵庫県 | ||||
81 | 宮大工 | あだち まさよし 足立 幹愛 (七十四歳) |
足立幹 二級建築士 事務所 |
「七の曲法」や「礎盤の水捌け」を考案した。神社・仏閣建築技能に優れ、また、伝統建築研究会を開催し永年の経験に基づく自らの技能を公開し、技能の継承取り組んでいる。 |
大分県 | ||||
82 | 建築とび工 | てらだ しゅうじ 寺田 周次 (五十九歳) |
寺田鋼建 | 長年、とび工の業務に従事し、基礎工事、足場掛工事の技能に優れ、幾多の工法の改良・改善を行い、作業率の増進、安全確保などに貢献するとともに、後進の導育成にも尽力した。 |
愛知県 | ||||
83 | とび工 | ほりぐち よしお 堀口 和男 (七十二歳) |
(株)堀口建設 | とび職として、業務に従事し基礎工事、コンクリート打設工事、木造建て方等に優れている。また、都市計等による学校の移転などに、長年の身をもって修得し技術・技能を駆使し、工事を遂行するなど業界屈指の量の持ち主と高く評価されている。 |
栃木県 | ||||
84 | タイル張工 | ようがい さだみ 用貝 貞美 (六十一歳) |
用貝タイル工業 | タイル張に従事し、タイル張の命とされる剥離防止の研究を重ね、幾多の施工法の改善により耐久性及び美の向上、作業の効率化を実現すると共に、後進の指導成にも情熱を傾け、業界の発展に貢献した。 |
福岡県 | ||||
85 | かわらふき工 | かわじ しょういち 川治 正一 (六十四歳) |
川治瓦工事店 | 神社、仏閣及び文化財の瓦葺きにおいて、各時代及び宗派に応じた特色、特徴をとらえた施工及び堅牢かつ美な施工のできる高度な技術に優れ、国の重要文化財ある江戸城清水門、掛川城御殿等を施工した。 |
岐阜県 | ||||
86 | 左官 | さがわ たかゆき 佐川 孝行 (六十四歳) |
佐川左官工業 | 左官業に従事し、特に土蔵の漆喰工事の中で伝統的な蛇腹及び戸前の漆喰彫刻に優れ、若葉唐草施工に白セント造形型抜き工法を考案するとともに、後進の指導成に貢献した。 |
福島県 | ||||
87 | 左官 | まつの こういち 松野 幸一 (六十八歳) |
松野業務店 | プール改修の工事を多数手掛け、うす塗り工法による技法を考案し、住宅には新建材を多用するとともにケソウ土など健康壁の工法を多用し、その技術力は高くまた、住宅に塗り壁を多用し、現在問題になっているックハウス症候群の原因なども研究した。 |
岐阜県 | ||||
88 | 左官 | きしかわ ゆうざぶ 岸川 雄三 (七十歳) |
岸川左官工業 | 日本風土に適した湿式工法の伝統塗壁左官技術の研鑽に励み、唐津城改修工事、長崎街道復元工事、多久聖改修工事等文化財の維持補修工事に技能を発揮し、参者に大きな感動を与えるとともに、地域の発展に貢献た。 |
佐賀県 | ||||
89 | 畳工 | ほんだ きいちろう 本田 喜一郎 (七十六歳) |
本田畳店 | 紋縁畳や二畳台の製作に優れ、伝統工芸として優美で特異な装飾品として、神社仏閣に数多く納められるともに、指導員として永年後進の指導育成に貢献した。 |
福島県 | ||||
90 | 畳工 | くらさき やすのり 倉噤@保則 (六十三歳) |
倉崎畳商店 | 畳の製作で特に難しいとされる茶室畳の製作技能に優れ、肥後古流の各茶室や公共公園の茶室の畳製作に実があるとともに、永年技能検定委員を務め、技能の継と後継者育成に尽力した。 |
熊本県 | ||||
91 | 畳工 | おだ まさひろ 小田 正弘 (六十歳) |
(株)小田畳商会 | 畳に印刷のできる特殊インクの開発による特殊紋様入りの畳表を使った作品により、需要低迷が続く畳業界新しい道を開き業界に大きく貢献し、その技能が高く価されている。 |
鹿児島県 | ||||
92 | 室内装飾工 | うめき みつよし 梅木 光義 (五十七歳) |
室内装飾梅木 | 室内装飾工として従事し、特にカーペット系床仕上げ技能に優れ、ジョイント部分の圧着時に温度、品質等よって所要時間を調節できる工具を考案するなど、作効率の向上を図り、業界の発展に貢献した。 |
埼玉県 | ||||
93 | 室内装飾工 | ひさなが いたる 久永 至 (六十五歳) |
久永装飾工芸 | 室内装飾の技能、特にカーペット系等床仕上げ工事の技能に優れ、昭和天皇ご崩御の際には大喪の礼の会場ーペット施工作業に尽力した。また中央技能検定委員務める等、後進の指導・育成に尽力した。 |
東京都 | ||||
94 | 建築塗装工 | こんどう てるお 近藤 照男 (六十九歳) |
近藤工業(株) | 建築塗装工として長年従事し、業界の組織化による保全技術の向上と信頼性の向上に努めた。特に鉄筋コンクリト建造物の外壁仕上げ部分の補修改修工法の改良と、そ普及並びに工事の信頼性の確保に努め、また、塗装作業省力化による合理的な現場管理と工期の短縮を図った。 |
静岡県 | ||||
95 | 造園師 | さとう かつじ 佐藤 勝治 (六十二歳) |
(有)大崎造園 | 造園業に従事し、特に黒松の整枝造形の技能は巧妙であり優れている。また、垣の創作に当たっては、竹のの部分をずらして模様を作り上げるなど画期的な改善施し、設置する場所にふさわしいわびさびを表現した |
宮城県 | ||||
96 | 植木職・ 造園工 |
さとう わさぶろう 佐藤 和三郎 (七十四歳) |
(株)佐藤造園 | 造園業に従事し、京都風日本造園に優れ、特に庭園構築の中心となる石組施工を得意とし、自然の景観を醸出す技術は評価が高い。後進の指導育成にも貢献した |
山形県 | ||||
97 | 造園工 | すずき つぎお 鈴木 次男 (六十二歳) |
(株)水郷園建設 | 造園材料の配置・選択、植栽、樹木の管理(剪定,整枝)に優れ、除草剤散布機の改良を行う等作業能率の進に努めるとともに、業界の発展や後進の指導育成に献した。 |
茨城県 | ||||
98 | 造園工 | たかぎ ななお 高木 七生 (六十四歳) |
(株)高木造園 | 造園の技能に優れ、特に日本庭園の伝統的技法である石組み・石積み等を得意とし、さらに樹勢回復法の研により天然記念物の保護等に貢献するとともに、研修教材の作製をはじめ、技能検定や職業訓練指導員等をして、後進の指導・育成に努めた。 |
東京都 | ||||
99 | 造園工 | きたむら かつみ 北村 克美 (八十四歳) |
(株)北村造園 | 永年培った職人気質で努力と絶え間ない研鑽により、地域の造園業界の後継者育成に尽力し、その指導力と頼性は極めて厚く、業界の発展に寄与し、庭園の作庭術に優れており、とりわけ周囲の景観との調和を重視た作庭は定評がある。 |
岐阜県 | ||||
100 | 造園工 | おくむら まさつぐ 奥村 昌次 (六十六歳) |
奥村造園 | 長年にわたり造園業に従事し、伝統的日本庭園の造園技能の研鑽に努め、その卓越した技能を名園の維管理、都市公園・都市緑化事業に発揮するとともに、業訓練指導員、技能検定委員として後進の指導育成に献した。 |
滋賀県 | ||||
101 | 造園工 | とみなが かずひろ 富永 和博 (五十九歳) |
(株)アート グリーン緑樹苑 |
土地柄にあった個性的な庭、建物と庭が調和する四季が楽しめる庭づくりに努めてきた。更に公共造園や屋復元工事の庭の復元も手掛けるなど幅広い知識・技能有している。また、後進技能者等の指導・育成に尽力た。 |
長崎県 |
第VII部門 窯業製品製造、採鉱・採石及びその他の採掘、土石製品製造、化学製品製造及びゴム・プラスチック製品製造関係
号番 理整 |
職 種 名 | ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都道府県 ・指定団体名 |
||||
102 | ガラス吹工 | とうばる まさお 桃原 正男 (六十一歳) |
J奥原硝子 製造所 |
琉球ガラス独特の製作に優れ、製品の形、色、デザインに独創性があり、沖縄県に自生する抗菌性のある植である月桃を混入した「月桃ガラス」を考案する等、多の技能の改善・工夫により品質・生産性の向上に貢するとともに、後進技能者の育成にも尽力した。 |
沖縄県 | ||||
103 | ガラス熱加工 | ますもと はるたか 増本 晴隆 (七十三歳) |
ガラス工芸 マスモト |
小型電球、自動車用電球、特殊電球等の開発・製造に従事し、卓越したガラス加工細工の技能により幾多の案・改善を図り、生産能率の向上並びに新製品の試作特許取得に貢献するとともに、後進の指導・育成にも力した。 |
愛媛県 | ||||
104 | ガラス研磨工 | なんば きゅうじ 南端 久司 (七十三歳) |
南端硝子 加工所 |
ガラス研磨の技能、特に伝統的な技法をもって創作する「菊つなぎ」「菊籠目紋様」のカットに優れ、江戸子製造の第一人者として業界の発展に貢献す かたわら、各種展示会等において、地場産業の発展や進の指導・育成、伝統技能の継承に尽力した。 |
東京都 | ||||
105 | ろくろ成形工 | どい しょうじ 土居 庄次 (六十四歳) |
土居製陶所 | 高知県の伝統工芸「尾戸焼」の窯元として陶器製造に携わるとともに、県製陶界の指導的立場にあって、常研究を怠らず、先人の技術に劣ることのない作陶に努を重ね、茶陶の分野で尾戸焼の名声を全国に広めた。 |
高知県 | ||||
106 | 陶磁器画工 | すずき かねとし 鈴木 金利 (七十歳) |
陶彩工芸 | 陶磁器の絵付けに従事し、曲面にバランスのよい構図を描いたり、独自に調合した絵の具を駆使し繊細な彩を施したり、花瓶等湾曲した表面に絵の具で盛り上がを付けることにより、立体感のある絵画的作品の創作特に優れている。 |
愛知県 | ||||
107 | れんが・かわら 類成形工 |
なぐらたかし 名倉 孝 (六十七歳) |
鬼秀 | 全国でも数少ない鬼瓦製造を一貫して手掛け、伝統を守りながらも、「平成の笑鬼」と名付けられた鬼瓦を案するなど意欲的に製品を生み出すとともに、鬼瓦の及に努め、建築文化、瓦文化の発展・伝承に寄与した |
静岡県 | ||||
108 | 石彫工 | おがわ ちょうしろう 小川 長四郎 (六十五歳) |
(有)小川石材店 | 石材加工に関する幅広い知識と高い技能により、小叩きという筋目を均一につける方法を用い石の自然な味いを出す技法に優れているほか、文字彫りについても械彫りをする職人が多い中で手彫りにこだわり、浮きり、薬研彫りなどの技法を駆使した作品を製作した。 |
埼玉県 | ||||
109 | 石彫工 | いとう みちほ 伊藤 暢保 (六十九歳) |
伊藤石材店 | 優雅な曲線を生み出す技法と時代にあった斬新なアイデアにより生み出された作品を全国にアピールするともに来待石製品の普及拡大に貢献した。また「出雲石ろう」が、国の伝統的工芸品に指定されるにあたり、きく貢献した。 |
島根県 | ||||
110 | 花火製造工 | おばた きよひで 小幡 清英 (五十六歳) |
(有)菊屋 小幡花火店 |
綺麗な円の「割りもの花火」の製造に優れ、そのほか様々な形を描き出す「創作花火」や五重の輪を作り出「四重芯花火」を考案発表するなど優れた独創性を発し、業界の技能水準の向上に大きく貢献した。 |
群馬県 |
第VIII部門 その他の関係
号番 理整 |
職種名 | ふりがな 氏名 (年齢) |
所属名 | 技能功績の概要 |
推薦都道府県 ・指定団体名 |
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111 | 機械木工 | さんぼんぎ いさお 三本木 烈 (六十歳) |
大野民芸 家具組合 |
欅、栗、赤松等の豊富な木材資源を活用し、美しい木目を演出するための半割り方式、耐熱性・耐水性、軟性を高める特殊樹脂含浸入法を用いた加工の技能におて特に優れている。 |
岩手県 | ||||
112 | 木製建具 製造工 |
おおはし しげる 大橋 繁 (六十六歳) |
大橋タテグ工芸 | 木製建具、衝立等の製作に優れた技能を有し、特に組子の技法では、能率的な独自の加工法の工夫や麻の葉模様や亀甲、曲物等の絶妙な組み合わせの技法を考案た。 |
岩手県 | ||||
113 | 木製建具 製造工 |
すずき まこと 鈴木 專 (六十六歳) |
鈴木專建具店 | 組子を主体とした製作に卓越した技能を有し、古来の伝統的な建具をはじめ、近代的な技法を取り入れたもまで幅広く、かつ気品のある製品を次々と製作し、社仏閣の建具も手掛けている。 |
山形県 | ||||
114 | 木製建具 製造工 |
くろだ ゆきお 黒田 之男 (五十六歳) |
指勘建具店 | 木製建具製作一筋に精励し、組子に多数の切り込みを入れ、特定の形に創造する折物組子の技能に特に優れおり、伝統組子や創作組子を駆使した風景画等の建具造技能に秀でている。 |
三重県 | ||||
115 | 木彫工 | のむら きよし 野村 清 (六十七歳) |
野村彫刻店 | 木彫刻一筋に従事し、らんま、獅子頭、天神様、山車及び社寺仏閣彫刻等、伝統的作品が多い中で、特に欄(寺院彫刻、花鳥風月等)に見る伝統的手法を生かし細かつ優美な情景をかもしだす技術に秀でている。 |
富山県 | ||||
116 | 水引工芸 製作工 |
せきじま のぼる 関島 登 (七十八歳) |
(有)水引工芸 せきじま |
水引工芸品製作の技能に卓越し、水引の新しい結びを製作し、水引の優雅さを表現する技術を作り上げるともに、祝儀専用でもあった水引細工を芸術性の高い工の域にまで高める先導的役割を果たした。 |
長野県 | ||||
117 | 杜氏 | なかい きよし 中居 清 (七十六歳) |
(株)小堀酒造店 | 日本酒製造、特に吟醸酒の製造に従事し、その経験と研究から長期間の発酵に耐えうる酵素力価量及びバラスを備えた麹を製造し、業界初の五十日間発酵の大吟の製造法を確立した。 |
石川県 | ||||
118 | 味そ製造工 | やまばやし みつお 山林 光男 (五十九歳) |
丸久味噌(株) | 味その製造に長年従事し、越後の「浮き糀味噌」の伝統的な製法に独自の改良を加えて品質向上に努めるともに、防腐剤に頼らない生・無添加味噌の製造法を確した。 |
新潟県 | ||||
119 | 製めん工 | いしかわ まさゆき 石川 正幸 (七十歳) |
(有)石川商店 | 各種生めん類の製造技術に精通し、製めん作業の効率化を図るための製めん機の改善・考案にも優れた技能発揮するとともに、時代の要請に応える冷凍めんや中スープの開発を行った。 |
福岡県 | ||||
120 | 洋生菓子 製造工 |
ひらやま もとなお 平山 基直 (六十六歳) |
ひらき製菓(株) | 菓子製作技能に関し豊富な知識と経験を有し、長期間保存できるスポンジの開発など数々の新製品を生みだた。また、メレンゲ細工菓子の絞り技術などにも優れいる。 |
愛知県 | ||||
121 | 洋菓子製造工 | おかだ ゆきお 岡田 幸雄 (六十八歳) |
コックブラン 洋菓子店 |
我が国最初の「缶詰プリン」を研究開発して、商品化するとともに、特にチョコレートをはじめとした洋菓製造に優れている。また、チョコレートを使った四十ログラムの重さの大型工芸菓子の製作も手掛けた。 |
大阪府 | ||||
122 | 和菓子製造工 | こたけ むつお 小竹 睦夫 (六十四歳) |
(株)二つ茶屋 魚崎工場 |
京風工芸菓子の製作に秀でており、特に砂糖水、水飴を煮詰めて作られる有平糖を素材として鳥や植物を表する技能や、小豆、餅の素材を使った四季折々の上生子の製造に優れている。 |
兵庫県 | ||||
123 | 人形師 | よしだ ひろし 吉田 宏 (六十七歳) |
(有)吉貞 | 雛人形の製作に携わり、幾多の考案、改善によって作るその人形は品格と上品な雰囲気を持っており、特に人形の三人官女の緋袴に関しての着せ付け等の技能にれている。 |
栃木県 | ||||
124 | 雛人形着付師 | あんどう ただお 安藤 忠男 (七十七歳) |
桂甫作 安藤人形店 |
雛人形着付師として長年従事し、特に「衿巻き」や「手折り」に優れた技能を有し、古典的なものから代的なものまで幅広い衣装を手掛けるが、その品格のる作風は高い評価を得ている。 |
京都府 | ||||
125 | 漆工 | おおとし いさむ 大音師 勇 (七十七歳) |
大音師漆器店 | 板物(角物)塗の伝統的技術・技法を習得し、特に下地〜中塗〜上塗までの一貫作業の技法は優れている。また、伝統的技術・技法を伝承させるために各種展覧会、各種催事に積極的に参加するとともに、新しい技の導入に努めた。 |
福井県 | ||||
126 | 漆工 | しろとり くにお 城取 邦雄 (七十六歳) |
城取邦雄漆器店 | 木曽春慶塗りの第一人者として、小物から座卓の大物に至るまで、伝統の技術・技法を守りながらも、新し意匠の考案に努める等独創性を加えた製品作りをしてる。 |
長野県 | ||||
127 | 宝石細工 加工工 |
むかい てるお 向井 照夫 (六十七歳) |
向井研磨 | ガラス、水晶・宝石の研磨に長年従事し、石合わせ加工技術、複合材料の研磨等の宝石の複雑な輪郭を加工る技能に特に優れ、優れたデザインの製品化、新分野開拓、製品価値の向上に努めた。 |
山梨県 | ||||
128 | 印章彫刻工 | ひるた てるお 蛭田 晃夫 (六十九歳) |
(有)蛭田印店 | 印章彫刻に長年従事し、意匠を絵画の知識によって特別な技法を形成した。特に木口彫刻、ゴム印彫刻の技に優れており、各地の記念スタンプの作成等で個性的図案が高い評価を得ている。 |
神奈川県 | ||||
129 | 衣装着付師 | さくらい えいこ 櫻井 榮子 (七十歳) |
(株)キャノン 美容院 |
美容の技能に優れ、ヘア、美顔術、マニュキュア等総合的な美容技術を身につけている。特に婚礼着付けにいては、短時間でしかも、着くずれしない、疲れを感させないよう仕上げる技法を考案した。 |
東京都 | ||||
130 | 着物着付師 | いちだ ひろみ 市田 ひろみ (六十九歳) |
(株)市田美容室 | 誰でも気軽に着物を着用できるよう独自の創意工夫を凝らした着付け方法を確立するとともに、その技術を系的にとりまとめることにより広く普及に努めているまた、世界各国での活動を通じて日本文化の紹介や文化交流の推進に貢献した。 |
京都府 | ||||
131 | 美容師・衣装 着付師 |
みやぞの たかえ 宮園 貴江 (七十歳) |
(有)すみれ (株)ミレニアム すみれ |
日本髪の結上げ、和装着付けにおいて、優れた技能を有し、日本のきもの文化と家紋を巧みにデザインした創的な帯結びの考案、トータル的な美容着付けは高い価を得ている。 |
兵庫県 | ||||
132 | クリーニング工 | なかむら よしはる 中村 義治 (七十九歳) |
(有)スーパードライ 山城屋 |
クリーニング業に長年従事し、高級素材が使用されているファッション性の高い衣料の処理に卓越した技を有し、独自の技法により美しい仕上がりを実現するとに成功した。 |
京都府 | ||||
133 | 日本料理人 | ふじわら よしかず 藤原 義 一 (六十六歳) |
学校法人 勝山学園 宮城調理師 専門学校 |
一般的な日本料理における一品料理はもとより、四季折々の県内の素材を巧みに取り入れ、日本料理の型にらわれることなく西洋料理、中国料理にアレンジした術的な会席膳の創作・調理技能に優れている。 |
宮城県 | ||||
134 | 日本料理人 | かねだ りょういち 金田 亮 一 (六十四歳) |
(有)割烹金田 | 郷土料理の研鑽に励み、地場産の鮟鱇、鰯、さんま等の調理に優れ、特に鮟鱇のどぶ汁は独自の調理法を用ており、その技術は高い評価を得ている。 |
福島県 | ||||
135 | 日本料理人 | なかにし ひろふみ 中西 弘文 (六十四歳) |
(株)夫婦岩 パラダイス |
日本料理の伝統としきたりを守りながらも、常に新しい調理技術の開発、新しい料理の開発につとめ、特にぐの皮の引き方、新しい婚礼料理の開発、豊栄膳や豊会席の考案などを行った。 |
三重県 | ||||
136 | 日本料理人 | ひろさか しんぞう 廣坂 進三 (六十四歳) |
ホテルグラン ヴィア大阪 日本料理 「しずく」 |
煮方(煮焚き)技能とこれを駆使した野菜会席料理に優れた技能を発揮するとともに、フランス料理と和合せた多種の逸品料理を生み出す等、日本料理文化の伝と発展に貢献した。 |
大阪府 | ||||
137 | 日本料理人 | おおた ただみち 大田 忠道 (五十六歳) |
(株)中の坊 瑞苑 | 伝統的な懐石料理の調理法を基本に、現代感覚を反映させた時代の流れにあった芸術性の高い創作料理を完し、新しい旅館料理の方向性を確立した。 |
兵庫県 | ||||
138 | 日本料理人 | うめざき まさとし 梅崎 正利 (五十八歳) |
(株)春日ホテル | 日本料理の技法を研究し、煮る技法、揚げる技法に優れた技法を有し、日本調理師連合会の料理開発委員長して携わった料理の解説本は料理の辞書として重宝さている。 |
奈良県 | ||||
139 | 中華料理人 | さくらい てつや 櫻井 哲也 (五十八歳) |
(株)仙台国際 ホテル |
肉、魚を使わずに、野菜、キノコ、大豆加工品を用いて作成する中国の精進料理において、鶏や魚に形、味歯触りをそっくりに模した技巧的な「もどき」料理の能に優れている。 |
宮城県 | ||||
140 | 中国料理人 | いとう みちお 伊藤 理夫 (六十歳) |
(有)かっぱ園菜館 | 調理業務に長年従事し、鍋の焼き具合や素材の量によって、色、風味等を損なわないように炒める時間を変させることを瞬時に判断できる技能に優れるとともに素材ごとにスープの量、火加減を調整した味わいのあ煮物料理に卓越している。 |
愛知県 | ||||
141 | 表具師 | ふくち しょうじ 福地 昌司 (五十七歳) |
(有)福地永昌堂 | 多くの県内外の美術品の修理修復を手掛けるなど、表具の製作及び修理修復の技能に優れ、特に洗いしみ抜に研究を重ねるなどその成果品は、美術的芸術的要素秘めている。 |
秋田県 | ||||
142 | 表具師 | たむら せいさく 田村 誠作 (七十歳) |
(有)田村有秋軒 | 大和表具伝統技能の継承者として、その技能の研鑽向上に努めるとともに、大和表具や古書画の修復に必要古糊と近代化学糊の配合等を研究し、表具作業に適し表装糊を研究考案した。 |
奈良県 | ||||
143 | 表具師 | すぎ かずよし 杉 一佳 (八十一歳) |
(有)優晃堂 | 宮中内の仕事やお寺の宝物補修、並びに表装、古文書の修復技術に優れている。とりわけ表具の寸法の割出には卓越した技を持っており、しみ抜き時の薬品の流を防ぐ技法も独自で考案した。 |
山口県 | ||||
144 | 金属塗装工 | ふるかわ かつよし 古川 勝義 (五十七歳) |
トヨタ自動車九州(株) | 自動車塗装工として技能の研鑽に精励し、特に微妙なカン・コツを要する補修塗装、色合わせ、塗面仕上げ技能に優れ、作業工程の改善により品質及び生産性の上に努めた。 |
福岡県 | ||||
145 | 広告美術工 | やまこし みのる 山越 稔 (六十六歳) |
(有)第一工芸 | 広告美術工としてサイン(屋外広告物・看板)製作に関する技能に優れ、「小さくても目にとまる」美しいインを製作して、街並みの景観に合い街に潤いを与えサイン作りに努めている。 |
岐阜県 | ||||
146 | 製図工 | やまもと かずお 山本 一男 (六十歳) |
(株)協同測量社 | 行政の基本図において多くの実績を残すなど、地図製図の技能に優れ、特に国土地理院作成の国土基本図製における高度の製図技能においては業界の第一人者でる。 |
長野県 | ||||
147 | 写真工 | うえだ まさやす 上田 昌康 (六十九歳) |
ウエダ写真館 | 肖像写真師として長年従事し、カラー写真焼き付けの技能に特に優れている。カラー写真が一般に普及し始た頃より、営業写真師が自家でも印画現像できるよう意工夫を凝らし、カラー写真の普及拡大に努めた。 |
京都府 | ||||
148 | フラワー装飾師 | とくら まさあき 都倉 正明 (七十三歳) |
(有)都倉生花店 | 日本の伝統的な花き装飾技能である「わび」、「さび」の表現方法に優れるとともに、技能先進国の法を自らの技法や指導法に取り入れる等独特の技法を揮している。 |
神奈川県 | ||||
149 | フラワー装飾師 | いちだ えみこ 市田 惠美子 (七十歳) |
市田惠美子 フローラル アートスタジオ |
フラワー装飾に卓越した技能を有し、生花、ペーパーフラワー、ドライフラワー等の型くずれ防止法をあみすとともに、ロウ花の考案や樹脂コーティング手法を発した。 |
大阪府 |
被表彰者都道府県・団体別一覧
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