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厚生労働省発表
平成13年10月3日


「第6回しごとフェスティバル」ビデオ等作品コンテスト
における厚生労働大臣賞等の授与等について


 厚生労働省等では、若年者を中心に職業を見つめなおし、働くことの意義や喜びについて理解を深める機会をつくり、職業に対する意識の啓発に努めることを目的として平成13年11月24日・25日の2日間、京都市の京都テルサにおいて「第6回しごとフェスティバル」を別添1のとおり開催する。
 その事業の一つとして「仕事」にかかわる想いや感動などを伝えたビデオ、写真、エッセイ(作文)、絵画を平成13年4月から6月にかけて、広く国民から募集した。
 作品の応募総数は3,246点、その内訳は、ビデオ部門35点、写真部門1,265点、エッセイ(作文)部門1,622点(小・中学生の部298点、高校・大学・一般の部1,324点)、絵画部門324点(小学生の部283点、中学生の部41点)であった。
 審査の結果は別添2のとおりであり、働く人の姿、自分のキャリア、仕事への想い、将来の夢などが的確に表現され、見る人に感動を与える作品の中で、特に優れていると認められた73点が表彰作品に選ばれた。
 なお、厚生労働大臣賞等の授与については、「第6回しごとフェスティバル」の初日である平成13年11月24日(土)10時00分に京都テルサ(京都市)において行い、併せてこのフェスティバル期間中表彰作品の展示を行う。


担当
職業能力開発局 職業意識啓発推進室
 室長   三上 明道
 室長補佐 小野寺 徳子
 電話   03(5253)1111(内線5390)
 夜間直通 03(3502)6901


別添1


第6回しごとフェスティバルの概要


 産業構造が大きく変化する中で、職業の内容が変化し、職種が多様化することによって人の働く姿がみえにくくなりつつある昨今、若年者を中心に職業意識の変化がみれる。こうした現状にあって、厚生労働省等では若年者や離転職者が多様かつ正確な職業情報をもとに適切な職業選択を行えるよう支援していくため、様々な施策に取り組んでいるところであり、その一環として第6回しごとフェスティバルを実施し、職業にかかわる想い、自分のキャリア、感動等を伝えたビデオ・写真・エッセイ(作文)・絵画を広く国民から募集するとともに、職業情報の提供を行うことにより、職業を見つめなおし、働くことの意義や喜び、また職業への理解を深めるなど、職業に対する意識の啓発に努めるものである。

● 開催日時

□初日  平成13年11月24日(土)10時00分〜17時00分
□2日目 平成13年11月25日(日)10時00分〜17時00分

● 開催場所

京都テルサ 京都市南区東九条下殿田町70

● 行事内容【入場無料】

月/日 イベント
11/24

○「ビデオ等作品コンテスト」優秀作品の表彰式(10時00分〜11時00分)

 厚生労働大臣賞等の授与。

《常設コーナー》

 ◇コンテスト優秀作品展示コーナー
  □「ビデオ等作品コンテスト」優秀作品の展示
 ◇「私のしごと館」紹介コーナー
  □「私のしごと館」についてのパネル、模型、ビデオによる紹介
 ◇しごと情報コーナー
  □ビデオによる個別の職業内容情報の提供(約500職種)

○パネルディスカッション等 (13時30分〜15時30分)

学校教育関係者の方が対象で事前予約制160名

 ◇パネルディスカッション『将来の仕事を見通した進路指導』

 元就職情報誌編集長 岡本武史氏を進行役に、中学・高校・大学から進路指導、就職指導担当の先生を迎え、最近の学生の職業意識やキャリア形成、「私のしごと館」の活用などについてディスカッションを行う。
11/25

《常設コーナー》前日と同じ

 ◇コンテスト優秀作品展示コーナー
  □「ビデオ等作品コンテスト」優秀作品の展示
 ◇「私のしごと館」紹介コーナー
  □「私のしごと館」についてのパネル、模型、ビデオによる紹介
 ◇しごと情報コーナー
  □ビデオによる個別の職業内容情報の提供(約500職種)


● 主催 厚生労働省、雇用・能力開発機構、(財)産業雇用安定センター

● しごとフェスティバル事務局: (財)産業雇用安定センター 03−5818−3077
http://www.sangyokoyo.or.jp/


別添2


「第6回しごとフェスティバル」ビデオ等作品コンテスト各賞一覧


 
1 厚生労働大臣賞 絵画部門 小学生の部 1点
2 最優秀賞 ビデオ部門 1点
  写真部門 1点
  エッセイ(作文)部門 小・中学生の部 1点
  エッセイ(作文)部門 高校・大学・一般の部 1点
  絵画部門 小学生の部 1点
  絵画部門 中学生の部 該当なし
3 奨励賞 ビデオ部門 1点
  写真部門 1点
  エッセイ(作文)部門 小・中学生の部 1点
  エッセイ(作文)部門 高校・大学・一般の部 1点
  絵画部門 小学生の部 1点
  絵画部門 中学生の部 1点
4 入選 ビデオ部門 1点
  写真部門 4点
  エッセイ(作文)部門 小・中学生の部 3点
  エッセイ(作文)部門 高校・大学・一般の部 4点
絵画部門 小学生の部 3点
  絵画部門 中学生の部 1点
5 佳作 ビデオ部門 1点
  写真部門 14点
  エッセイ(作文)部門 小・中学生の部 5点
  エッセイ(作文)部門 高校・大学・一般の部 16点
  絵画部門 小学生の部 5点
  絵画部門 中学生の部 1点
6 特別賞 写真部門 1点
  絵画部門 小学生の部 2点

 ※表彰作品名、受賞者名及び審査委員は別紙1及び別紙2のとおり



別紙1


「第6回しごとフェスティバル」作品コンテスト厚生労働大臣賞等受賞作品一覧


賞名 部門名 題名 受賞者名 都道府県名
厚生労働大臣賞
絵画      
 小学生 力を合わせた もち米づくり 玖珠町立杉河内小学校 大分
最優秀賞 ビデオ 道産馬一代・道産馬の駄づけ馬追い 渡邊 幸和 北海道
写真 田園の子 (14枚組) 村上 吉秋 岩手
エッセイ      
 小・中学生 たのしいしごと/お父さんの仕事 小牧 悠里/小牧 泉希 福島
 高校・大学・一般 「針を置く日」 乗越 一美 鹿児島
絵画      
 小学生 すいそうのおそうじ 志賀野 航生 新潟
 中学生 該当無し    
奨励賞 ビデオ 好きです、介護 富山県立魚津高等学校放送部 富山
写真 ファミリー 香月 常治 福岡
エッセイ      
 小・中学生 お母さん、きっと戻れる−ありがとう 嶋田 修一郎 山梨
 高校・大学・一般 このままであってほしいもの 中村 理恵 山口
絵画      
 小学生 田で働く人 林 正人 京都
 中学生 はい!あ〜んして 田畑 有美 鹿児島
入選 ビデオ 生命を吹き込め 梶原 哲 北海道
写真 お母さん運転手 (4枚組) 阪野 吉平 山形
 〃 目ざすはチャンピオン (4枚組) 清水 正司 神奈川
 〃 ガンバレ駅員さん!! (4枚組) 高橋 葵 長野
 〃 染色家 (4枚組) 椛島 英史 静岡
エッセイ      
 小・中学生 みんなの笑顔が戻ったね 角谷 千飛路 北海道
   〃 働く喜び 早川 めぐみ 滋賀
   〃 じいちゃんのしごと 谷 史士 徳島
 高校・大学・一般 目黒のおばあちゃん 森竹 美月 神奈川
   〃 仕事と私「さよなら街道」 河田 昌美 静岡
入選  高校・大学・一般 めっけもの 玉置 順一 兵庫
   〃 いつの間にか 福島 美穂 岡山
絵画      
 小学生 がんばるお母さん 森 千華 岐阜
   〃 イルカショー 幅 一輝 和歌山
   〃 こうじをしているよ 竹内 正樹 愛媛
 中学生 シェフ 花立 和佳 熊本
佳作 ビデオ なっちゃんのパパ 〜ある保険外務員の日曜日〜 近田 尚美 奈良
写真 厳寒のヨシ運搬 (2枚組) 高橋 光子 岩手
 〃 笑顔がいっぱい (8枚組) 朝香 俊雄 茨城
 〃 夢を支える仕事 (4枚組) 高井 俊宏 栃木
 〃 野菜への想い (3枚組) 増渕 麻由美 栃木
 〃 Paint仕事人 (4枚組) 宮本 正則 千葉
 〃 変わらない場所 (4枚組) 橋口 賢一郎 千葉
 〃 緑りのサポータ (3枚組) 佐藤 真司 新潟
 〃 いきいき五箇山 (4枚組) 蓮間 将志 富山
 〃 お客様の身になって (3枚組) 中川 浩之 京都
 〃 豊作のよろこび 秦 晴夫 大阪
 〃 passion (3枚組) 赤坂 昌樹 奈良
 〃 輝いて (4枚組) 秋葉 登志子 岡山
 〃 電柱立て (2枚組) 河野 サエ子 山口
 〃 日向灘沖の定置網漁 (4枚組) 黒木 堅 宮崎
エッセイ      
 小・中学生 父さんのどろまみれのあせ 伊藤 悠也 秋田
   〃 がんばるばっちゃが大好き 佐々木 理沙 秋田
   〃 我が家の職人 佐藤 和音 新潟
   〃 「憧れなかった夢」 小田 紗佑里 広島
   〃 わたしの憧れの人 吉野 亜香利 鹿児島
 高校・大学・一般 失業という風邪をひいて 村上 朋大 岩手
佳作  高校・大学・一般 私の一生の仕事に出会えた日 藤ア 修 山形
   〃 本当のカリスマ美容師 鈴木 規郎 山形
   〃 男と男の約束 長坂 隆雄 千葉
   〃 ソウジ屋おばちゃんの大きな夢 斉藤 利江子 神奈川
   〃 ヤマちゃんとの再会 後藤 順 岐阜
   〃 マンネリからの脱却 細江 隆一 岐阜
   〃 「小さな会社で」 鈴木 みのり 静岡
   〃 将来に向かって 小池 亜好未 滋賀
   〃 「卒業式と私と子ども達」 守井 宏明 兵庫
   〃 未来行きの切符を持って 田中 まどか 佐賀
   〃 「白衣の天使」 田畑 美保 宮崎
   〃 父を目指して 黒木 将次 宮崎
   〃 後継ぎ 野田 彩香 宮崎
   〃 働くことの喜び 徳永 美昭 鹿児島
   〃 はた織り 松井 純子 沖縄
絵画      
 小学生 おじさん かっこいい 磯部 耀 福島
   〃 車の部品を作るお父さん 河野 彩 群馬
   〃 ファッションやさん 鈴木 美穂 埼玉
   〃 しごとをするお母さん 畠山 貴博 大阪
   〃 おとうさんのしごと 菊池 大樹 愛媛
 中学生 父の仕事 山田 真実 岐阜
審査委員特別賞 共通 「お父さんの仕事」ほか5点 [写真部門より] 船橋市立高根台第二小学校 千葉
うちゅうをなおせ! [絵画部門より] 三浦 美樹 埼玉
何でも作れる手ってすごいなぁ [絵画部門より] 山本 野の花 鹿児島


別紙2


「第6回しごとフェスティバル」ビデオ等作品コンテスト審査委員一覧


○ 委員長  天野 祐吉  コラムニスト

○ 委員  門脇 厚司  筑波大学教育学系教授

○ 委員  高田 行庸  日本写真家協会会員、写真家

○ 委員  横尾 哲生  埼玉大学助教授、美術家

○ 委員  河津 浩安  厚生労働省職業能力開発局育成支援課長

○ 委員  武山 昭夫  雇用・能力開発機構理事

○ 委員  吉免 光顯  (財)産業雇用安定センター常務理事



(参考)


「第6回しごとフェスティバル」ビデオ等作品コンテストにおける厚生労働大臣賞及び最優秀賞作品の概要


◎厚生労働大臣賞『力を合わせた もち米づくり』(絵画部門 小学生)[玖珠町立杉河内小学校]

 児童数6人の小学校で、卒業していく6年生との思い出づくりに3人の児童が中心となり、ときどき1・2・3年生の3人も手伝って全員でつくったちぎり絵。12月から3月にかけて完成させた縦横2×(かける)8メートルの巨大なちぎり絵から3人の子どもたちのねばり強さ、前向きに取り組む姿が感じとられ、働くことの尊さ、一体となって成し遂げていくすばらしさを現している作品。

○最優秀賞『道産馬(どさんこ)一代・道産馬の駄(だん)づけ馬追い(うまおい)』(ビデオ部門)[渡邊 幸和 会社員]

 道産馬60頭を半野生の状態で放牧し春秋の必要な時だけ荷役や苗木運びに使う馬追いの仕事。重い荷を道産馬の左右に縄でくくりつける駄づけ作業は半世紀以上続けている熟練技そのもの。数頭の道産馬が縦一列で苗木を運ぶ様は馬追いと道産馬の一体感さえ感じる。北海道の文化遺産を伝える貴重な記録作品。

○最優秀賞『田園の子(14枚組)』(写真部門)[村上 吉秋 会社員]

 稔りの秋、収穫の秋での田園風景。農繁期の中、すくすくと育っている子ども。辛く厳しい作業であってもおばあさんは幼い孫がそばにいると不思議と力がわいてくる。孫とくつろぐひととき、僕もたまにはお手伝いなど14枚の写真で語っている作品。

○最優秀賞『たのしいしごと/お父さんの仕事』(エッセイ部門 小・中学生の部)[小牧 悠里 小学1年 / 小牧 泉希 小学3年]

 小学校になって始めたお風呂そうじ。お姉ちゃんが楽しそうにやってたしごとを譲ってもらった。自分のしごとをもつことでなぜか楽しい気分になれる。寒いとき、忙しいとき、疲れているときなどいやになるときもあるが、家族のみんなもがんばって働いている。自分だってがんばらなければと、苦しみを楽しみに変えてしまう。
 朝はコンビニ、昼はパソコン、夕方は塾の先生と毎日大忙しのお母さん。お母さんの仕事で一番大変なのは何と尋ねたら「お父さんの仕事だね」と。お父さんは小さい頃すでに亡くなっている。後でおばあちゃんに聞いたら、お父さんの役もしながら不自由なことがないようたくさん働いているんだよとのこと。お父さんがいないことをいやだと思ったことはなかったけれど高いところに上ったり重いものを運んだりとお父さんの分までお母さんががんばっていたからだ。仕事は大変だけれども優しい気持ちになってがんばれる。
 妹と姉それぞれ違った視点から仕事に対する気持ちを伝えた作品。

○最優秀賞『針を置く日』(エッセイ部門 高校・大学・一般の部)[乗越 一美 自営(和裁)]

 かつては師匠や先輩の仕事から技術を盗んで自分のものにした。夫を亡くし、二人の息子を育てるため休日なく働き、急ぎの仕事のときは子どもと参加する遠足にもいけなかった。今は命がけで技術を磨かなくてもアルバイトやフリーターで生きていける世の中だ。しかし、若者たちに自分の一生を捧げられる仕事を見つけ精進することを願い、職人としての一級技能検定士としての誇りをもって仕事のあり方を教えてくれる作品。

○最優秀賞『すいそうのおそうじ』(絵画部門 小学生の部)[志賀野 航生 小学2年]

 水族館に写生に行ったとき、世界で最大の淡水魚「ピラルク」と水槽をおそうじしている人に目がとまった。水槽の中で悠々と泳いでいるピラルク、水槽を掃除している人も僕と同じようにピラルクが好きなんだなとほのぼのと感じることができるおもしろい作品。



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