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厚生労働省発表
平成13年9月25日

厚生労働省労働基準局安全衛生部
 労働衛生課長 上田 博三
   課長補佐  島村 憲義
 電話   03-5253-1111 内5497
 夜間直通 03-3502-6755

平成13年度(第52回)全国労働衛生週間
における厚生労働大臣表彰の受賞者について

 昭和25年から実施されている全国労働衛生週間は、今年度で第52回を迎える。本年度は、「新世紀標準! 健康で笑顔あふれる快適職場」をスロ−ガンとして、10月1日から7日までの1週間にわたって展開される。
 本年度の全国労働衛生週間においては、我が国の労働衛生水準の向上に積極的に取り組み、優れた成果をあげている36事業場、2団体、29人(別添参照)が10月1日に厚生労働大臣から表彰される。(中央表彰式については別紙1参照
 なお、全国労働衛生週間に当たっての「厚生労働大臣からのメッセージ」は別紙2のとおりである。

1 表彰の種類及び表彰数

(1) 優良賞 10事業場
   * 労働衛生に関する水準が特に優秀で他の模範であると認められる事業場に対する表彰である。

(2) 努力賞 26事業場
   * 労働衛生に関する水準の向上に努力し、進歩のあとが顕著である事業場に対する表彰である。

(3) 団体賞 2団体
   * 労働衛生に関する活動を活発に行っており、かつ、当該団体を構成する関係事業場の労働衛生水準が全般的に良好であると認められる団体に対する表彰である。

(4) 功労賞 3名
   * 労働衛生活動を長年にわたり行い、我が国の労働衛生水準の向上発展に尽力し、その功労が顕著である者に対する表彰である。

(5) 功績賞 19名
   * 長年にわたり地域、団体又は関係事業場における労働衛生活動において指導的立場にあり、当該地域、団体又は関係事業場の労働衛生水準の向上発展に寄与した功績が顕著であった者に対する表彰である。

(6) 労働衛生推進賞 7名
   * 長年にわたり労働衛生関係の業務に従事し、関係事業場、地域又は団体の労働衛生水準の向上発展に多大の貢献をした者に対する表彰である。

2 表彰の方法

(1) 中央表彰式(10月1日(月)11時30分〜、於東京會舘、詳細は別紙1) において授与するもの:優良賞、団体賞及び功労賞

(2) 都道府県労働局長が伝達授与するもの:努力賞、功績賞及び労働衛生推進賞


平成13年度 全国労働衛生週間厚生労働大臣表彰受賞者名簿

優良賞
10事業場
局名 事業場名(所在地) 業種
  (有害業務に係る労働衛生対策について特に優秀であるもの)  
青森 日立ハイコンポーネンツ株式会社
(北津軽郡鶴田町大字山道字小泉275)
電気機械器具製造業
千葉 コスモ石油株式会社千葉製油所
(市原市五井海岸2)
石油製品・石炭製品製造業
東京 サントリー株式会社武蔵野ビール工場
(府中市矢崎町3−1)
飲料・たばこ・飼料製造業
神奈川 三菱電機株式会社鎌倉製作所
(鎌倉市上町屋325)
電気機械器具製造業
岐阜 明知碍子株式会社
(恵那郡明智町1001−200)
窯業土石製品製造業
三重 株式会社デンソー大安製作所
(員弁郡大安町大字門前1530)
電気機械器具製造業
滋賀 鐘淵化学工業株式会社滋賀工場
(大津市比叡辻2−1−1)
電気機械器具製造業
和歌山 池田鉄工株式会社
(和歌山市湊1334 花王(株)和歌山工場構内)
(快適な職場環境の形成について特に優秀であるもの)
一般機械器具製造業
愛知 株式会社タチ製作所
(西春日井郡清洲町大字西田中字長堀47番地の1)
一般機械器具製造業
愛媛 住友化学工業株式会社愛媛工場
(新居浜市惣開町5−1)
化学工業

努力賞
26事業場
局名 事業場名(所在地) 業種
  (有害業務に係る労働衛生対策について特に努力しているもの)  
北海道 北海道松下電器株式会社
(千歳市上長都1037−2)
電気機械器具製造業
北海道 サッポロビール株式会社北海道工場
(恵庭市戸磯542−1)
飲料・たばこ・飼料製造業
宮城 ソニー白石セミコンダクタ株式会社
(白石市白鳥3−53−2)
電気機械器具製
造業
秋田 光山電気工業株式会社秋田工場
(大曲市泉町4−52)
電気機械器具製
造業
神奈川 昭和電線電纜株式会社相模原事業所
(相模原市南橋本4−1−1)
非鉄金属製造業
新潟 松下電器産業株式会社半導体社新井工場
(新井市栗原北堀608)
電気機械器具製造業
富山 第一ファインケミカル株式会社(現在の社名は富士薬品工業株式会社、平成13年10月1日左記社名に変更予定)
(高岡市長慶寺530)
化学工業
福井 信越石英株式会社武生工場
(武生市北府2−13−60)
窯業土石製品製造業
山梨 山梨日本電気株式会社大月工場
(大月市大月町真木747)
電気機械器具製造業
岐阜 ソニーイーエムシーエス株式会社瑞浪テック
(瑞浪市小田町1905)
電気機械器具製造業
愛知 アイシン精機株式会社安城工場
(安城市箕輪町正福田1番地24)
一般機械器具製造業
京都 タバイエスペック株式会社福知山工場
(福知山市長田野町1−7)
精密機械器具製造業
大阪 クボタハウス株式会社枚方工場
(枚方市中宮大池3−30−1)
金属製品製造業
鳥取 鳥取三洋電機株式会社デバイス事業本部LCD鳥取事業部
(鳥取市南吉方3−201)
電気機械器具製造業
岡山 株式会社デンソー勝山
(真庭郡勝山町三田220)
電気機械器具製造業

局名 事業場名(所在地) 業種
  (健康の保持増進対策について特に努力してるもの)  
山形 日東ベスト株式会社本社
(寒河江市幸町4−27)
食料品製造業
東京 松下電器産業株式会社マルチメディアセンター
(品川区東品川4−5−15)
機械器具卸売業
長野 セイコーエプソン株式会社諏訪南事業所
(諏訪郡富士見町富士見1010)
一般機械器具製造業
兵庫 松下電器産業株式会社電化・住設社炊飯機器事業部
(兵庫県加東郡社町佐保5)
電気機械器具製造業
山口 田辺製薬株式会社小野田工場
(小野田市大字小野田7473−2)
化学工業
徳島 四国電力株式会社池田支店
(三好郡池田町シマ930−3)
電気業
長崎 電源開発株式会社松島火力発電所
(西彼杵郡大瀬戸町松島内郷2573−3)
(快適な職場環境の形成について特に努力してるもの)
電気業
東京 熊谷・松村・東海特定建設工事共同企業体 警察大学校1工区建築工事
(府中市朝日町3−12−1)
総合工事業
和歌山 和歌山共同火力株式会社
(和歌山市湊1850)
電気業
広島 バブコック日立株式会社安芸津工場
(豊田郡安芸津町風早3300)
一般機械器具製造業
福岡 東陶機器株式会社小倉第一工場小倉衛陶製造部
(北九州市小倉北区中島2−1−1))
陶磁器・同関連製品製造業

団体賞
2団体
局名 団体名(所在地)
栃木 日立栃木協力工場安全衛生協議会
(下都賀郡大平町富田800)
福岡 ブリヂストン久留米地区安全衛生協力会
(久留米市京町105)

功労賞
3名
氏名 職名
たかせよしひさ
高瀬 佳久
社団法人日本医師会常任理事(産業保健担当)
さくらいはるひこ
櫻井  治彦
中央労働災害防止協会労働衛生調査分析センター所長
しげまつかいさぶろう
重松 開三郎
株式会社重松製作所代表取締役会長

功績賞                                      
19名
局名 氏名 職名
宮城 たかはしいくろう
橋 郁朗
社団法人古川市医師会副会長(産業保健担当)
茨城 ながさかみのる
長坂 實上
粉じん対策指導委員
茨城大学工学部助教授
群馬 かみやまてるあき
神山 照秋
社団法人群馬県医師会副会長
群馬産業保健推進センター所長
埼玉 かしわざきけん
柏崎 研
社団法人埼玉県医師会産業医会副会長
千葉 のがわこうじ
能川 浩二
労働衛生指導医
千葉大学大学院医学研究院環境労働衛生学分野教授
新潟 ふじもりひとゆき
藤森 仁行
社団法人糸魚川市西頸城郡医師会会長
糸魚川地域産業保健センター長
長野 つちやたかし
土屋 隆
社団法人長野県医師会産業医部会長
愛知 たちかわそういち
立川  壯一
労働衛生指導医
藤田保健衛生大学医学部教授
滋賀 もりでらやすし
森寺 保
前滋賀県産業医会会長
兵庫 のうみけんじ
能見 賢二
西宮労働基準協会衛生部会副部会長
広島 なかむらひろし
中村 博
社団法人府中労働基準協会衛生部会長
徳島 たまきちあき
玉置 千秋
社団法人徳島市医師会会長
徳島地域産業保健センター長
高知 たかしまただし
高島  正
前社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会高知支部長
福岡 おおはらゆきひこ
大原  幸彦
元社団法人京都医師会会長
熊本 ふたつかまこと
二塚  信
労働衛生指導医
熊本大学医学部教授
鹿児島 さとうとしお
佐藤 敏郎
前社団法人鹿児島県労働基準協会会長
本省 もちづきまさたか
望月  正隆
共立薬科大学学長
本省 あいざわよしはる
相澤  好治
北里大学医学部教授
本省 ゆきたかし
柚木 孝士
社団法人全国労働衛生団体連合会理事

労働衛生推進賞
7名
局名 氏名 職名
栃木 わくいちゅうじ
湧井 忠二
社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会北関東支部栃木支部長
(前社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会栃木支部事務局長)
岐阜 おおばうたこ
大場 歌子
東濃産業労働協会事務局長
滋賀 たなかよしかつ
田中 良勝
松下電器産業株式会社エアコン社専任衛生管理者
愛媛 うすいしげゆき
臼井 繁幸
住友化学工業株式会社愛媛工場環境・安全部兼総務部主席部員
愛媛産業保健推進センター相談員
香川 さくらいひろし
櫻井  浩
株式会社四国総合研究所産業医
元香川産業保健推進センター相談員
福岡 ないとうのぶこ
内藤 正子
西日本電信電話株式会社九州病院福岡健康管理センター婦長
宮崎 おおつかあきら
大塚  明
南那珂地域産業保健センターコーディネーター


平成13年度全国労働衛生週間中央表彰式式次第

1 日時  平成13年10月1日(月)11時30分から
2 場所  東京會館 ロイヤルルーム(12階)
  東京都千代田区丸の内3−2−1
  電話 03−3215−2111
3 式次第
(1)開式
(2)国歌斉唱
(3)開式の挨拶
(4)表彰状授与
(5)挨拶
(6)来賓祝辞
(7)謝辞
(8)閉式


  厚生労働省労働基準局長
  厚生労働大臣(予定)
  厚生労働大臣(予定)
  日本経営者団体連盟会長
  受賞者代表
4 記念撮影
5 厚生労働大臣招待パーティー  12時15分から13時30分まで


平成十三年度全国労働衛生週間における厚生労働大臣メッセージ

 全国労働衛生週間は、昭和二十五年に第一回が実施されて以来、本年で第五十二回を迎えることになりました。
 この間、関係者の熱心な御努力により、我が国の労働衛生水準が着実に向上してまいりましたことは、誠に喜ばしいことであります。
 しかしながら、今なお、年間約八千人の労働者が腰痛やじん肺、有機溶剤中毒等の職業性疾病にり患しているほか、廃棄物焼却施設におけるダイオキシン類問題が労働環境においても大きな問題となっているなど新しい課題も生じております。
 また、最近における労働者の健康をめぐる状況をみますと、産業構造の変化、高齢化の進展等労働者を取り巻く環境が変化する中で、一般健康診断の結果、脳・心疾患につながる所見を始めとして何らかの所見を有する労働者が四割を超えるとともに、現下の厳しい経済情勢の中で、仕事や職場生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者の割合が年々増加しております。
 このような状況の中で、二十一世紀を担う人々が安全で健康に働くことができる快適な職場を実現するためには、事業者が率先して労働衛生管理活動に取り組むとともに、産業医、衛生管理者等の労働衛生管理スタッフが中核となって、労働衛生管理の基本である作業環境管理、作業管理及び健康管理に積極的に取り組んでいくことが重要です。また、職場における健康づくりを実効あるものとするためには、労働者自身が積極的に職場の健康管理活動に参加し、自主的に健康管理を行うことも重要です。
 このため、本年度の全国労働衛生週間は、

   「新世紀標準!
     健康で笑顔あふれる快適職場」
をスローガンとして展開することといたしました。
 この全国労働衛生週間を契機に、それぞれの職場における労働衛生管理が一層推進され、我が国の労働衛生水準がさらに向上することを祈念して、私からのメッセージといたします。

   平成十三年十月一日

厚生労働大臣      坂口  力


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