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平成13年5月29日

平成13年「禁煙週間」の実施について


 毎年5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」であり、厚生労働省では、平成4年から世界禁煙デーに始まる1週間を「禁煙週間」(5月31日〜6月6日)と定めて、普及啓発を行っている。
 厚生労働省として本年は、次の事業を行うこととしている。

1.本年の標語

「他人の煙が命をけずる:受動喫煙をなくそう」

 趣旨:喫煙が喫煙者本人に与える影響の他に周囲の人々へ与える健康影響についてや、公共の場所及び職場における分煙の徹底及び効果の高い分煙に関する知識の普及を推進するものである。
 (参考)WHOの標語:Second-hand smoke kills.Let's clear the air.

2.厚生労働省内の対応

○ 厚生労働省内1週間禁煙の呼びかけ(省内放送)及び省内LANで通知

○ 合同庁舎5号館内での自動販売機によるたばこ販売の自粛(5/31〜6/6)

3.一般向けの対応

○厚生労働大臣メッセージの発表

○閣議における厚生労働大臣発言

○世界禁煙デー記念シンポジウムの主催

(1) 「世界禁煙デー・広島フォーラム」(5月19日、広島県広島市)
(2) 「世界禁煙デー記念シンポジウム・中央大会」(5月31日、東京都新宿区)
(3) 「世界禁煙デー・滋賀フォーラム」(6月12日、滋賀県大津市)

○ ポスターの作成・配布

・作成部数:35,000部
・配布先:各省庁、地方自治体、保健所、医療機関、関係公益法人、その他

○政府公報等による広報

○ インターネットによる広報

(1)厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp
(2)健康体力づくり事業財団(健康ネット) http://www.health-net.or.jp

4.参考

○ 人事院の「公務職場における喫煙対策に関する指針」(平成9年3月)に基づく公務職場において講じるべき具体的喫煙対策の徹底

(1)事務室、厚生施設(職員食堂等)、会議室は禁煙とし、別に喫煙場所を設けること。

(2)喫煙場所が確保できない場合には、当面の措置として事務室内・厚生施設内に喫煙コーナーを確保し、空気清浄器等の設置を行うが、妊婦、呼吸器・循環器疾患 等を持つ者がいる事務室は特に配慮し、受動喫煙の影響を排除するための対策(事務室内禁煙等)を講じること。

 本省内部部局では、省庁再編に伴う事務室の改修にあわせて分煙コーナーを設置し、事務室内を終日禁煙としている。(本年7月には完了予定)
 共用会議室は禁煙となっている。


参考

「世界禁煙デー」について


1 昭和62(1987)年5月の第40回世界保健機関(WHO)総会において、WHO発足40周年目に当たる昭和63(1988)年4月7日を「世界禁煙デー」(World No-Smoking Day)とすることが決議された。
  さらに、平成元(1989)年5月の第42回WHO総会において、同年以 後毎年5月31日を「世界禁煙デー」(World No-Tobacco Day)とすることが決議された。

2 WHOでは「世界禁煙デー」を、喫煙者に対して喫煙を控えるよう呼びかけるとともに、各国政府、自治体、団体、個人に対して喫煙と健康問題の認識を深め、適切に実践するよう求める日であるとしている。

3 厚生労働省では毎年「世界禁煙デー」に関する標語を定めており、平成13(2001)年の標語は「他人の煙が命をけずる:受動喫煙をなくそう」である。

 なお、これまでの標語は以下のとおりである。

第1回:昭和63年:「たばこか健康か:健康を選ぼう」
第2回:平成元年:「プラスされる女性喫煙者への危機」
第3回:平成2年:「子供に無煙環境を」
第4回:平成3年:「公共の場所と交通機関は禁煙に」
第5回:平成4年:「たばこの煙のない職場:もっと安全にもっと健康に」
第6回:平成5年:「ヘルスサービス:たばこのない世界を開く窓」
第7回:平成6年:「メディアとたばこ:健康のメッセージをひろめよう」
第8回:平成7年:「想像以上に大きいたばこの損失」
第9回:平成8年:「スポーツと芸術を通じてたばこのない世界をつくろう」
第10回:平成9年:「手をつなごう!たばこのない世界をめざして」
第11回:平成10年:「無煙世代をそだてよう!」
第12回:平成11年:「たばこに、サヨナラ」
第13回:平成12年:「その1本 みんなの命 けずられる」


2001年世界禁煙デー記念シンポジウム

● テーマ 「他人の煙が命をけずる:受動喫煙をなくそう」
(WHOの標語:Second-hand smoke kills. Let's clear the air.)

● 日時 平成13年5月31日(木)13時00分〜16時00分
● 会場 安田生命ホール(東京都新宿区) 350席
● 主催 厚生労働省、(社)日本医師会、(社)日本歯科医師会、(社)日本薬剤師会、(社)日本看護協会、たばこと健康問題NGO協議会<がん研究振興財団、結核予防会、健康・体力づくり事業財団、日本食生活協会、日本対がん協会、母子衛生研究会、日本公衆衛生協会、>「喫煙と健康」WHO指定研究協力センター
●後援 文部科学省、内閣府、警察庁、人事院、東京都、日本栄養士会、日本循環器管理研究協議会、日本学校保健会、中央労働災害防止協会、日本禁煙推進医師歯科医師連盟、全国禁煙・分煙推進協議会(以上予定)
●目的 本年は、「受動喫煙」をテーマに喫煙が喫煙者本人に与える影響の他に周囲の人へ与える健康影響についてや、公共の場及び職場における分煙の徹底及び効果の高い分煙に関する知識の普及を推進するものである。
● 対象 国民一般(特に喫煙者、女性、青少年)、行政・保健医療・教育関係者、その他

●プログラム
13:00-13:20 開会挨拶
 厚生労働大臣
 日本医師会会長
 日本歯科医師会長
 日本薬剤師会会長
 日本看護協会会長
13:20-14:00 発表「受動喫煙の健康影響と分煙対策について」
 内山巖雄 (京都大学大学院工学研究科教授)
14:00-14:15 休憩
14:15-15:50 パネル討論 「他人の煙が命をけずる:受動喫煙をなくそう」

14:15-14:45 事例紹介:日立金属株式会社
 大和 浩 (産業医科大学産業生態科学研究所労働衛生工学助教授)
 佐藤敏彦 (北里大学医学部助教授(公衆衛生学)日立金属本社嘱託産業医)
14:45-15:50 座長:櫻井秀也 (日本医師会常任理事)
パネリスト:高橋裕子 (大和高田市立病院 内科医長)
土屋了介 (国立がんセンター臨床検査部長)
山口直人 (国立がんセンター研究所がん情報研究部長)
15:50-16:00 閉会挨拶
 島尾忠男(結核予防会顧問、たばこと健康問題NGO協議会会長)

●参加申し込み (住所・氏名・年齢・職業を明記の上、郵送又はFAXで申し込み、先着順受付)
「世界禁煙デー記念シンポジウム事務局」・TEL03-3479-5131・FAX03-3423-1601


照会先:厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室
担当: 後(2397)、星野(2396)


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