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平成13年3月23日

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品・毒性合同部会
(平成13年3月23日開催)の検討結果概要等について

 平成11年3月15日、厚生大臣より食品衛生調査会に対し諮問のあった畜水産食品中の残留動物用医薬品等の基準設定のうち、4品目(ゲンタマイシン、シロマジン、スペクチノマイシン、ネオマイシン)について、本日、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会乳肉水産食品部会・毒性部会合同部会の報告がまとめられた。
 合同部会報告の概要及び今後のスケジュールは次のとおりである。

1.合同部会報告の概要

 今回の合同部会で取りまとめられた4品目の残留基準値は別紙のとおり。

2.今後の検討スケジュール

(1)食品輸入円滑化推進会議における説明
 (在京大使館及びEU代表部への説明)
(2)WTO通報、パブリックコメント
(3)薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会での審議
(4)薬事・食品衛生審議会答申
(5) 省令及び告示の改正

(別紙)

各個別物質における残留基準値は、以下のとおりである。

  動物用医薬品 ADI 残留基準値
ゲンタマイシン
(抗生物質)
20μg/kg体重/日 肉(牛、豚) 0.1 ppm
脂肪(牛、豚) 0.1 ppm
肝臓(牛、豚) 2.0 ppm
腎臓(牛、豚) 5.0 ppm
0.2 ppm
シロマジン
(殺虫剤)
18μg/kg体重/日 肉(鶏、羊) 0.05ppm
鶏卵 0.20ppm
0.01ppm
スペクチノマイシン
(抗生物質)
40μg/kg体重/日 肉(牛、豚、羊、鶏) 0.5 ppm
脂肪(牛、豚、羊、鶏) 2.0 ppm
肝臓(牛、豚、羊、鶏) 2.0 ppm
腎臓(牛、豚、羊、鶏) 5.0 ppm
鶏卵 2.0 ppm
0.2 ppm
ネオマイシン
(抗生物質)
60μg/kg体重/日 肉(牛、豚、羊、やぎ、鶏、七面鳥、あひる) 0.5 ppm
脂肪(牛、豚、羊、やぎ、鶏、七面鳥、あひる) 0.5 ppm
肝臓(牛、豚、羊、やぎ、鶏、七面鳥、あひる) 0.5 ppm
腎臓(牛、豚、羊、やぎ、鶏、七面鳥、あひる) 10.0 ppm
鶏卵 0.5 ppm
0.5 ppm


照会先:厚生労働省医薬局食品保健部
    石井 基準課長
 担当:課長補佐 滝本(内線2444)
    乳肉水産基準係長 鶴身(内線2488)


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