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II
医療費の状況


 医療費の現状と見通し
○ 我が国の国民医療費は年々増加し、現在、約30兆円の規模となっています。このうち高齢者に係る老人医療費は約10兆円であり、医療費全体の1/3を占めており、年々その割合が上昇しています。
○ また、国民医療費の伸びは、国民所得の伸びを上回る伸びを示しており、特に老人医療費の伸びは著しいものとなっています。

国民医療費の推移
国民医療費等の対前年度伸び率
○ このままでは、国民医療費は国民所得の伸びを上回る勢いで伸び続け、国民医療費の対国民所得比も現在の7%台から平成37年度(2025年度)には12%を超え、現在の1.7倍もの規模となると予測されています。

医療費の将来推計
○ 国民医療費を 1)財源別の負担面から見ると保険料、患者一部負担、公費により負担され、 2)医療機関への分配面から見ると入院と外来が同程度の規模であり、また 3)医療機関の支出科目で見ると人件費が5割を占めています。

国民医療費の負担・分配、医療機関の費用構造
     


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