保育士確保

保育士資格をお持ちの皆様へ

 厚生労働省では、待機児童の解消を目指し、「子育て安心プラン」により、2020年度末までに約32万人分の保育の受け皿を確保することとしていますが、この保育の受け皿確保には、保育士の確保が必要不可欠です。

 一方、2018年11月の有効求人倍率は3.20倍(全国で最も高い東京都では6.44倍)といった状況であり、保育士の確保が喫緊の課題となっています。

待機児童解消のために、その力を貸してください

 厚生労働省では、皆様に保育士として働いていただけるよう、次のような取組を行っています。

  〇保育士の給与を2019年度は約1%改善(月額約3千円程度)します。
    ※2019年度予算案が成立した場合、2013年度以降のこれまでの取組と合わせると、約13%(月額4万1千円程度)改善予定

  〇さらに、上記に加えて、技能・経験に応じて月額5千円から4万円の給与改善を行っています。
    ※「技能・経験」には過去の保育士経験も含まれます。

  〇保育士・保育園支援センターでは、ブランクがあることで保育士としての職場復帰に不安のある方を対象として、
    職場復帰のための保育実技研修などを行っています。


  〇保育士として職場復帰する際に、就職準備金(上限40万円)の貸付や未就学児がいる場合の保育料の一部貸付を行っています。
    ※いずれも2年間の勤務で返済を免除

  〇保育士の勤務環境を改善するため、次のような取組を実施しています。

    ・保育士の業務負担を軽減するため、保育士の業務を補助する保育補助者の雇用を支援しています。
    ・保育園でのICT(情報通信技術)の活用による書類作成業務の省力化を支援しています。
    ・3歳児の保育において、保育士を手厚く配置している場合に、保育園等の運営費を上乗せしています。
     (通常であれば子ども20人につき保育士が1人必要となるところ、子ども15人につき保育士1人を配置できるように支援)
    ・保育士のための宿舎の借り上げを支援(上限月額8万2千円)しています。

     注)一部の自治体では、上記の職場復帰や勤務環境改善に関する取組を実施していないことがあります。
 

まずは、お近くの保育士・保育園支援センターまたはハローワークへ求職申し込みをお願いします

 保育士・保育園支援センターやハローワークでは、

   ・保育士としての就職に向けた相談
   ・勤務時間や勤務場所など、希望に応じた保育所のあっせん
   ・就職面接会などのご案内

 などを行っていますので、お気軽にご相談ください。

保育士確保に関して、地方自治体、保育士・保育園支援センター、ハローワークにおいて取組を実施中

 保育士確保集中取組キャンペーンについて
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保育士確保に関する広報を実施中

 映画「あの日のオルガン」とのタイアップについて